読書の記録 『コンサルティングの基礎』

どーも、かまかまです。
最近流行りのClubhouseに招待してもらいました。
今のところ英語での説明がほとんどで、使い方がよくわかっていません。
なんとか使いこなして、ブログのネタにしたいものです。

今回は『コンサルティングの基礎』です。
これから診断士として活動していくにあたって、必要なことを確認すべく読んでみました。

内容紹介

第Ⅰ部で企業の成長やイノベーション、マーケティングなどの価値創造について論じて、第Ⅱ部でコンサルティングの基礎知識を一次試験の科目に沿って、実際の事例を交えて使える知識を紹介しています。また、各章の最後にはまとめとコラムがついており、わかりやすい構成です。ただ、発行が2013年と若干古く、改訂版が出たらいいのにと思ってしまいました。

ポイント

一次試験や二次試験の際に学んだ知識はそのままコンサルティング現場でも使えることが良くわかりました。その中でも、気になったポイントをいくつか挙げてみます。

組織は人

「いくら効率的な組織を作ったとしても、その組織で働く者の意識や行動によって組織の成果は大きく変動する。」これは非常に大切なことであると考えます。結局いくらいい提案をしても働く人にやる気がなければ、成果は上がりません。働く人のモチベーションを高めることが大事で、そのために「誘因と貢献」「権限・責任一致」などモチベーションを高める施策が必要になってきます。
こう考えると事例Ⅰで「モチベーション向上」を効果として多用できるのがわかる気がします。

三現主義が第一歩

「コンサルタントの役割はCAHFである。」(C:チェック、A:アドバイス、H:ヘルプ、F:フォロー)
企業でのPDCAをコンサルタントがチェックし、アドバイスし、援助し、フォローしていく。そのために「現場・現物・現実の三現主義が第一歩となる。現場で現物を見ながら、現実をつかむことがポイント」
試験のために学んだ知識は確かに有効ですが、実際の企業は千差万別でそれぞれの企業にあった施策があります。二次試験の際は与件文に沿った解答が求められましたが、実際のコンサルティングではヒアリングで話を聞くだけでなく、実際に現場に足を運んで現物を確認しながら行うことが大事なんだと感じました。

正しい決算書に作り替える

一番衝撃的だったのがコレです。
経理能力のない企業の作成した決算書は誤っている場合がある。そのため、財務諸表分析をする前に正しい決算書に作り替える必要がある。短期と長期の区分や、架空在庫計上、不良在庫の評価、引当金の計上などの誤りがあり正しく直す必要がある。
確かに誤った数字で財務分析を行っても、意味のないものとなるので正しく直す必要があるでしょうが、決算書の数字が間違っているなど考えたことがありませんでした。会計の知識が乏しい企業では税務申告のためにだけ決算書を作っている企業もあるので、あり得ない話でもないでしょう。これは心しておくべきことなのかもしれません。
また、財務会計の章では「重要なことは、その数値の持つ意味や手法を文章で伝えることである。」ということも重要なポイントです。

今日の「愛妻家」

最近仕事で帰りが遅くなることが多いのですが、妻が「頑張ってくれてるから」と言っておかずを多い目に入れてくれます。ありがたいですが、いい歳なので遅い時間にあまりようさんは食べられません。





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