増位山随願寺 鬼追式 はじめての火渡りに挑戦しました!
税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
毎年2月11日は、増位山随願寺にて鬼追式(追儺会:ついなえ)が営まれます。
今年はじめてお参りしました。
目次
鬼追い
例年、お堂を締め切って真っ暗ななか営まれる鬼追いですが、今年は新型コロナウィルス感染予防のため、お堂を開放していました。
こちらの鬼追いは、鬼さんがたくさんいました。
空鬼(そらおに):薬師如来
赤鬼(あかおに):毘沙門天
青鬼(あおおに):不動明王
小鬼(こおに):人間の子供
空鬼が、片手に鬼のお面を、もう片手に松明を持ち、薬師如来のご真言(おんころころせんだりまとうぎそわか)を唱えながら、お堂の中を3周まわります。
お堂の真ん中では、御本尊(薬師如来)様に向けて、外陣の参拝客に向けて、松明を捧げていました。
かわいい小鬼さん達が、頭に鬼のお面をかぶり、「厄除けじゃ~!」と唱えながら、お堂の中を3周まわります。
赤鬼青鬼が、鈴と松明を持ち、お堂の中を3周まわります。
中陣では、ボックスステップ?っぽく四角に向きを変えながら移動します。
ものすごく頻繁に松明を交換していました。
この順番で何度か舞踏が奉納されました。
採燈護摩(さいとごま)
採燈護摩(さいとごま)という、屋外で行う護摩供がありました。
山伏さんが大勢いらして、矢を放ったり、斧で切る仕草をしたり、護摩がはじまるまでの法要も興味深かったです。
護摩壇に火がつき、瞬く間に白い煙がもうもうと立ち上りました。
ありがたいと煙を浴びる方々ばかりでしたが、ビビりの私は遠くへ離れました。
白煙が落ち着くと、真っ赤な炎がメラメラと燃え盛りました。
護摩の後に火渡りがあると聞いていましたが、こんなに燃えていて本当にできるのかと半信半疑でした。
護摩壇に護摩木をくべる方法が斬新でした。
山伏さんが、1本ずつ護摩木に刀を当てて護摩壇へ投げ飛ばしていました。
とにかく迫力満点の護摩供でした。
火渡り
いよいよ火渡りです!
ご住職様より「何人か渡った後なら熱くない。」と伺っていましたので、最後の方で挑戦しました。
夫は真ん中くらいに渡り、参加賞?として御幣をいただきました。
裸足になり、ズボンの裾をまくり上げ、いざ進みます。
山伏さんが、「左足から進んで~」と教えてくれます。
しかし、まだくすぶっている木を見るとなんだか熱そうで足がすくみます。
ちっとも歩かない私を見かねて、山伏さんが手を引いて渡らせてくれました。
(ちなみに、山伏さんに手を引いてもらった人は他にいませんでした…)
歩いてビックリしましたが、全く熱くなかったのです!
あの煙はなんだったのか…!?
ただの威嚇なのか…!?
というわけで、来年はもうちょっと早めに渡りたいです。
(遅すぎて御幣の配布は終わっていました…)
いろいろ
重要文化財の毘沙門天立像の特別公開があります。
虚無僧による尺八演奏があります。
福引(1回200円)があります。
薬師如来のご祈祷をした奉納大根のお下がりがありました。
普段の年は、餅撒き・模擬店もあるそうです。
今日の「愛され妻」
夫のランニングコースのひとつである増位山随願寺さん。
山上にあるお寺で最寄りのバス停から徒歩30分、私はお参りする機会がありませんでした。
いつも夫は早朝に走るので、閉まったままのお堂の外からお参りをしてもらっていました。
今回ご縁をいただき、はじめて鬼追いにお参りすることができました。
夫は、お下がりの大根を車に置きに行ったり、火渡りの動画を撮ってくれたり、長々とお参りする私に文句も言わず待っててくれたり、あれこれと面倒を見てくれました。