中小企業診断士 実務補習を楽しもう

どーも、かまかまです。
先日、初めての実務補習に行ってきました。
初めてだったため分からない事だらけで、何とか無事に終えることが出来ましたが、反省しきりの実務補習となりました。

今回はそんな実務補習の様子について、自戒と反省を込めて、これから実務補習を受ける方に少しでも参考になればと思い書いていきます。

実務補習:準備すること

実務補習参加が決まったら、協会からテキストが届きますので、
まずテキストをじっくり読み込んでおきます。

その後、実務補習開始の10日から1週間くらい前に、指導員の先生から連絡が来ます。
私の場合メールでの連絡でしたが、中には封書での連絡があったという方もいます。
その連絡に実施企業の概要や財務諸表などが含まれています。
実施企業の業態が分かれば、『業種別審査事典』などで該当の業種を調べておくといいです。

実務補習は5~6人ぐらいのグループで、それぞれ班長、財務、人事、マーケティング、ITなど担当のパートを分けて行います。
財務の担当になったら財務分析を行いますので、B/S、P/Lをチェックしておいてください。
財務分析に関してはこんなサイトもありますので活用されるといいかもしれません。

また、初日には実際に企業を訪問し、担当者(だいたい社長)から話を伺うのですが、
その時に何を聞くか考えておくことが重要です。
ここで聞くべきことを聞いておかないと、報告書が書けません。
実際に私の場合、質問があまりできていなかったため、企業の実態が正確に把握できず、
推測で論理を展開し、指導員からダメ出しを受けました。
二次試験でも同じですが、与件文と設問に書かれていることが全てで
そこにないことを勝手に推測して書いても、それは通用しません。

実務補習:当日対応

1日目

初日はまず集合場所に集まり、各班ごとにミーティングを行います。
その際、指導員から注意事項や進め方についての説明を受けます。
その後、実施企業に移動し、話を伺います。
先程書いたようにここが重要です。
指導員によっては追加で話を聞いてくれることもあるらしいのですが、
基本ここで聞くべきことを聞いていなければ、後々えらい目にあいますので、
出来るだけ詳しく聞くように心がけてください。

2日目

前日の話や企業のHPなどを参考にSWOT分析を行い、報告書の方向性を決めます。
それぞれのパートで書くべきことを考え、班員と意見交換して決めていきます。
あくまで方向性なので、細かい概要などはなかなか決まりません。

この日からPCを持ち込み作業が始まりますので、延長コードがあると便利です。
また、ポケットWifiを短期で契約しておくと、他の班員からありがたがられます。
私はスマホのデザリング機能を使うつもりでしたが、他の方がポケットWifiを準備されていて、とても助かりました。

3日目

2日目が終わると3日目まで各自で報告書を作成します。
その際、早めに指導員に自分のパートの骨子に問題がないかを確認しておくことが大事です。
3日目に発表して、全否定(いわゆるちゃぶ台返し)されると非常につらいことになります。
実際、うちの班ではちゃぶ台返しにあい、ほぼ全てを4日目までに書き直した方がいました。

途中にZoomなどを使ってミーティングを行うこともあるようですが、
今回は特にミーティングはなく、途中経過を班長に提出するだけでした。
班長になった場合は、各班員から提出されたそれぞれの報告書をまとめる必要があります。

3日目までに報告書は8割程度仕上げておくようにと指示がありましたが、
ほぼ仕上げておいて、指導員を含めた他の人から意見をもらう形になります。

4日目

それぞれの報告書を一つにまとめ上げる作業を行います。
この時点で各自の報告書はほぼ完成状態でなければなりません。
細かな字体や書式などを統一して、報告書として違和感のないものに仕上げます。
報告書はWordで作成しますので、Wordに詳しい方は重宝されます。
今回はページ番号を上手くつけることが出来ず、さんざん苦労しました。
また、各自の報告書以外にも表紙や目次、添付資料など細々したものもこの日に作ります。

そして、報告書が出来上がったらキンコーズに持ち込んで製本します。
私の場合、夕方には持ち込みましたが、遅くまでかかったところもあったようです。
また、2020年8月にキンコーズは24時間営業廃止を発表したので、今後何らかの影響が出るかもしれません。

5日目

最終日は実施企業に訪問し、報告を行います。
プレゼンスキルの高い人は必要ないかも知れませんが、そうでない人何度か練習しておくといいでしょう。
今回は現地に集合して即プレゼンでしたが、一度どこかに集まってプレゼンの練習を行う場合もあるそうです。
報告が終わると実施企業から質問を受ける予定でした、今回は社長が感想を十二分に話してくれて終了となりました。
中小企業の社長は話好きの方が多いので、社長の話を聞いてあげることは中小企業診断士の役割の一つであることがよくわかりました。

実務補習:感想

正直しんどかったです。
「楽しもう」と書きましたが、今の私の力では楽しむことは出来ませんでした。
これが2回目、3回目になってくると、もう少し余裕が出来て楽しめるかもしれません。

それでも、二次試験で学んだことは実際の診断に役立ち、
試験と実務がつながっていることが実感できました。

今日の「愛妻家」

先日、定期入れを無くして困っていたら、新しい定期入れを買ってくれました。
しかも、定期入れだけでなく、無くさないように百均で購入したゴムひもをつけてカバンに装着済。
誕生日プレゼントの先渡しかな。
ありがとう。

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