中小企業診断士 二次試験 設問解釈ってなんだ

どーも、かまかまです。

先日、高校の同級生とオンライン飲み会をしたのですが、
話題が病気や健康のことになり、おっさんになったなぁと実感しました。

今日は、二次試験での解答作成の際にまずしなければならない、設問解釈について書きます。

設問解釈とは

「これから勉強しても、完全に理解するのはむずかしいですから、せめて問題文で何を問われているかは理解できるようにしてください。」
初めて一次試験を突破した8月に二次試験を勉強始めた際、どこかの受験校の講師が動画で言っていました。
当時は実感がありませんでしたが、今となってはよくわかります。

設問文をきっちり理解しておかないと、的外れな解答になってしまいます。
また、設問文の理解など簡単にできそうですが、解答を書くためにはポイントを押さえた設問解釈をしておく必要があります。
逆に言えば、ポイントを押さえた設問解釈が出来ていれば、設問文を読んだ時点である程度の解答を思い浮かべることができます。

設問解釈のポイント

設問文には案外ヒントが書かれており、第2の与件文とも言えますので、次のポイントに注意して設問解釈を行ってください。

時制に気をつける

与件文には会社の創業から現在の状況、未来への展望と様々な時代の事柄が書かれています。
その中でどの時代のことを解答しなければいかないかを、はっきりさせる必要があります。
時制は基本的に「過去」「現在」「未来」に分けられますが、
たまに「三代目社長の時代」や「副社長着任以前」「創業期」など細かく設定されていることがあるので注意してください。
時制についてはこちらのブログでも細かく書かれています。
私の場合は与件文、設問文ともに時制のキーワードは四角で囲むようにして注意していました。

制約条件に気をつける

設問文に制約条件がある場合は、それを守らないと得点になりません
分かりやすい例では、「金銭的・物理的インセンティブの提供以外」などがありますが、
「違いを考慮しながら」や事例Ⅱによくある「図を参考に」なども制約条件と言えます。
「図を参考に」とある場合は、出来るだけ図を参考にしていることがわかるように、
解答を書くとよいでしょう。

レイヤーに気をつける

レイヤーとは階層のことを意味しますが、中小企業診断士試験で使われる場合は解答する際のレベル感や問題の分類ぐらいの捉え方です。
ここを間違うと解答の方向性がおかしなことになります。
現場改善のことを聞かれているのに、生産計画の話をしても設問の答えになっていません。
私の場合、事例Ⅰは「経営戦略」、「組織構造」、「人事施策」ぐらいに分けていました。
事例Ⅲは「経営戦略」「生産管理(管理レベル)」、「生産性改善(現場レベル)」です。

一次試験の知識を思い浮かべる

設問文を読んで、一次試験で勉強したキーワードが出てくればそれを活用します。
「機能別組織」や「成果主義」と書いてあれば、そのメリットとデメリット、
「戦略」や「施策」とあれば、誰に・何を・どの様に
「生産管理上」だと、生産計画から生産統制(進捗、現品、余力)のように設問文を読んだ段階で、必要な一次試験の知識が思い浮かぶようにしておくと解答作成が楽になります。

昨年はこちらのブログの資料や『ふぞろい』を参考に自分で過去問の設問解釈をまとめた表を作っていました。

今日の「愛妻家」

あるクイズ番組を2人で見ていて、2人同時に同じ答えを言いました。
「さすが夫婦、息ピッタリ」と思っていたら、正解は全然違うものでした。

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