中小企業診断士 二次試験 80分の使い方(事例Ⅰ~Ⅲ)

どーも、かまかまです。
最近、ココスタでもタキプロWEB勉強会でも二次試験に向けた勉強会が活発になってきました。
また、タキプロではZoomを使った相談会が開催され盛況だったようです。
今回は、二次試験の事例Ⅰ~Ⅲで80分をどのように使って解答を作成していたかを解説します。
80分の使い方はいろいろなところで、いろいろな方が話題にしていますが、私なりのやり方をここで紹介いたします。参考になる点があればご活用ください。

⓪名前を書く

わざわざ書くまでもないかもしれませんが、絶対に忘れてはいけないことです。
模試の時だけでなく、家で事例問題を解くときにも解答用紙に必ず名前を書くようにしていました。
また、見やすいように問題を破るという話も聞きますが、私の場合は破るのではなく留めてあるホッチキスの針を外すようにしていました。それによって問題についている白紙のページが使いやすくなります。模試や本番の試験を受けた方はご存じだと思いますが、問題用紙には白紙のページがあり、この部分にメモや解答骨子を書き込むようにしていました。

①与件文の最初と最後の段落を読む

いきなり設問文を読むのではなく、まずは与件文の最初と最後の段落をチェックします。
基本的に最初の段落にはA~C社の簡単な説明が書いてありますので、どのような業種でだいたいどれくらいの規模の会社なのかを確認します。それによって設問文を読んだ時にある程度の流れを予測することができます。
また、最後の段落には社長の思いや今後について書かれていることがしばしばあり、ここを読んでおくことで、最終問題でよく問われる今後の施策についての方向性を前もって考えられます。ちなみに、社長の思いは大事で、社長が「地域の発展に貢献したい」と思っているなら、施策の効果に「地域の活性化につなげる」などを入れるとよいでしょう。

②設問解釈を行う

この設問解釈が大事です。
時制はいつの問題なのか、問われていることは何か(理由、問題点、課題、施策等)、使える一次知識は何か、使える解答の型はあるか、などをチェックして書き出しておきます。
また、制約条件も必ずチェックしておきます。例えば令和元年の事例Ⅱでは「価格プロモーション以外」と書いてあるので、価格に関することは書いても点数になりません。
設問間のつながりも考えておきます。第1問でSWOT分析をさせておいて、最終問題で今後の施策を問う問題であれば、つながりを意識しておきます。
さらに、この時点で解答を作成する順番を決めておきます。SWOTや問題点指摘など与件文から抜き出しで対応できそうな問題を先に、施策の問題は後にしておきます。ただし、解答骨子をつくる際に思うようにできなければ順番を変えることもあります。

③与件文を読む

与件文は2回読むようにしていました。
1回目は黄色のマーカー青のボールペンを持って読みます。
黄色のマーカーで解答に使えそうなところに線を引いていき、同時にと青のボールペン強みには「S」弱みには「W」、事例Ⅱの場合は経営資源だと思われるものには「し」と書き込みます。さらに時制は四角で囲む、接続詞は三角で囲むなどをしていました。また、使いそうな設問の番号や思いついたことも青のボールペンで横にメモします。この際、黄色のマーカーは深く考えずに、とりあえず使えそうなところは全部引いておきます。
2回目は設問ごとに違う色のマーカーを用意して、それぞれの設問で使いそうなところに線を引いていきます。この際1回目に読んで黄色のマーカーを引いている所を重点的に読んでいきます。また、どちらの設問にも使えそうな場合は両方の色を引いておきます。
色ペンを数本使うので、持ち替え時間短縮のため左手に全部の色ペンを用意しておいて、すぐに持ち替えられるようにしていました。
色分けすることのメリットは①始めに黄色のマーカーで線を引いた所が使われているかわかりやすい②設問ごとの切り分けがはっきりすることです。

ここまでを20分で行います。

④解答骨子の作成

先ほど色分けした部分を抜き出して解答の基になるものを作成します。
抜き出した部分に番号をつけ因果がわかるような形にメモを作成します。例えば1、2→3のような感じで作ります。
字数によって入れる要素の数を前もって決めておくと便利です。例えば100字だと、30字の要素が3つで残りで結論を書くイメージです。
ここできっちり作りこんでおくと、その後の解答用紙に書く作業が楽になるのですが、私の場合は最後まで上手くいかず苦労していました。

ここまでを35分で行います。

⑤解答を書く

35分を過ぎたら解答骨子が出来ていなくても解答用紙に書き始めます
解答用紙を全く埋めていない状態で時間が過ぎると焦りが出てきますので、落ち着いて解答するためにも、時間が来たら解答用紙を書き始めることをおススメします。
この際、解答骨子がきっちり出来ているものから解答用紙を埋めていきます。
理想は消しゴムを一切使わずに、解答用紙に書いていくことですが、これも最後までできませんでした。

解答は75分までに仕上げて、残り5分で見直しを行います。

もっと細かく設置されている方もいますが、おおまかに35分までに解答骨子を作成して、そこを過ぎたら解答用紙に書き始めるでも大丈夫でしょう。

事例Ⅳはこちら↓

中小企業診断士 二次試験 80分の使い方(事例Ⅳ)

今日の「愛妻家」

会社に行っている夫の代わりに、奥さんが実務補習の申し込みをしてくれました。大阪地区は大激戦で1時間余りで募集定員が満席になる中、しっかり申し込みを完了してくれて、ホントに助かりました。

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