人から「力を借りる」能力があるか?

姫路城

税理士受験生になってから読んだ本に書いてあった言葉です。
なるほど!と思ったので、ふせんに書いて手帳に貼っています。

“Leveraging others and being leveraged by others.”
人に貸せる能力があるか、
人から「力を借りる」能力があるか、
人に借りた力を活用して成果を最大化するオープンさがあるか。

人に貸せる能力があるか?

今はまだ受験生だから、他人様に提供できる能力や価値は持っていないと思っていました。
試験に合格したら、税理士になったら、何事かを成し遂げたら、胸を張って「能力あるよ」と言えるようになるんじゃないかと思っていました。
でも今は違います。頑張っている途中の段階でも何かしら提供できるモノがあるはずと思います。
例えば、不合格科目であったとしても本試験レベルを戦った経験は、これからその科目を学習する受験生の役に立つんじゃないかなと思います。
どんな人のどんな経験でも、それを体験したことのない人にとっては貴重な情報です!

人から「力を借りる」能力があるか?

大人になると何故か「教えて」と言うのが恥ずかしく思うようになります。それに加えて周りの人も「それは違うよ」と指摘してくれなくなってきます。間違ったまま気付かずにいるかもしれないと思うと恐ろしくなります。
人から「力を借りる」能力とはどんなものなのか?
私は「謙虚に聞く耳を持っている」ことだと思います。
『私って○○なヒトだから~』とか『そんなのは無意味・無駄』だとか決めつけてしまっていたら、『くまおさん、こうした方がイイですよ』という助言に対して素直に耳を傾けることは難しいと思います。そして、そんな人には誰も何も言ってはくれないし助けてもくれないでしょう。

人に借りた力を活用しているか?

学習計画表の宿題の指示、講師のアドバイス、合格者の成功事例、など他者からの助言はひとまず全て取り組むことにしています。取り入れた結果を踏まえて、自分なりにアレンジして継続するようにしています。
気を付けていることとしては、出来る限り教えてくれた人に対して進捗状況と結果の報告を欠かさないようにしています。

成果を最大化するオープンさがあるか?

上位10%に入らなければならない受験生としては、有益な情報や方法を独り占めしたくなる気持ちはわかります。
それでもオープンにした方が良いと思うのには、ふたつの理由があります。
ひとつめは、自分だけに留めていると、より一層良くなる可能性を自分が潰してしまうことになるからです。多くの人に共有されることにより、洗練され磨き上げられます。
ふたつめは、自分の経験になるからです。オープンにするということは、なんとなくやテキトーにといった曖昧な表現では伝わりません。Twitterやブログに書くもしくは誰かに教えるといった行為を通して、学ぶだけでなく伝える訓練をすることができます。社会生活を営む上で『わかりやすく伝える』技術は身に付けておきたいですし、税理士として働く上でも必要であると思います。

何の本??

何の本に書いてあったのか控えていなかったので不明です…
もしご存知の方がいらっしゃいましたら、Twitterのコメントで教えてくださると嬉しく思います。

 

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