税理士試験 前回59点だった受験生、今年どうする?その前に!
税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
前回(昨年度)の本試験で惜しくも59点だった受験生さんからご相談をいただきました。
いろいろとお悩みがあるようでしたが、つまるところココが一番の問題なんじゃないかと思い、ブログ上でお答えいたします。
目次
受験生さんのご相談内容
受験歴3回、会計科目1科目合格、というご状況です。
今年の受験科目として、会計科目1科目に税法科目(消費税法)を追加するかどうか、というご相談でした。
くまおのアドバイス
受験申込は、会計科目1科目と税法科目(消費税法)の両方ともしてはいかがでしょうか。
自分が受けたい!と思っても、申込みをしていなければ受けられないのが試験です。
申込期限も迫っているこの時期に受験科目を迷っている余裕はないのですから、受けるかどうかはひとまず置いておいて、余分な費用は掛かりますが2科目で申込みをすればよいのではないかと考えます。
その前に、前回の敗因は何だったのか?
前回59点だった原因を把握しているかどうか、ここが明らかにできていれば、選ぶべき道が自ずと見えてきます。
惜しくも59点だった受験生さんが口にする言葉で最も多いものは、
「ケアレスミスだった」
このひと言です。
私が「どんなケアレスミスをしたのですか?」と聞いて、答えられる受験生さんは(感覚として)半分くらいです。
転記ミスなのか、
問題文の読み間違いなのか、
解くべきところスルーすべきところを見誤ったのか、
その他にも考えられる敗因はいろいろあります。
それらの敗因ごとに対策は異なります。
自分の敗因を知り、弱点を潰す、その行動をしてきたのか?しているのか?できているのか?
その点が一番の問題なんじゃないかなと感じました。
そこがクリアになっていたら、受験科目を1科目にするか2科目にするか、答えは出たも同然です。
もしかしたら、そういうことは既に解決済みでその上でのご相談だったのかもしれませんが、そのあたりを汲み取ることができなかったので…
初学者優位か?経験者優位か?
「たった1年の受験勉強で受かった科目は知識が浅い」と、他の受験生から言われてショックを受けたことがあります。
今思えば、受験歴を聞かれたときの私の態度が生意気に見えたんだろうなと反省しています。
税法科目は経験者優位だとか、そういう言葉は真実なのでしょうか。
合格するのに、初学者も経験者も関係ないんじゃないかなぁと思います。
答案用紙に「初学者です!」とか「経験者です!」とか書く欄はないですし、受験番号も受験申込書が届いた順に割り振られているはずです。
初学者は初学者特有の「知らんもんは知らん!」という割り切りができそうですし、経験者は経験者ならではの「作問者の意図は?」という深読みができそうです。
でも、受験生が受験する前から、「私は○○だから…」と自分で自分を型にはめる必要はないですよ。
悩んだり考えたりしてしまうのは仕方のないことなのかもしれませんが、考えても正解のないことですし、自分の選択(行動)が正しい(正しかった)と言えるように、受験生の皆さんには試験日までの時間を大切に過ごしてほしいですね。
【お知らせ】受験生お悩み相談について
たくさんのご相談をお寄せいただき、ありがとうございます。
これまで受験生さんからのご相談にお応えしてきましたが、一定の目的は果たしたと思い、ここでひとまず休止することにしました。
知識も経験も豊富な先輩税理士さんが受験生支援メニューを掲げておられます。
こちらの先生方をご紹介させていただくことで、今後はお悩み相談のお答えとさせていただきます。
井上幹康税理士『税理士試験よろず相談サービス(メール版)』
松井元税理士『東亜大学通信制大学院(法学専攻) 入試対策コンサル』
今日の「愛され妻」
GWに夫が参加を予定していたマラソン大会が中止になりました。
誰もいない早朝にひとりランニングをする夫は少し寂しそうです。
なんとかしてあげたいけれどどうしようもできないので、美味しそうなお菓子を見つけたら差し入れすることにしました。