読書の記録 『リモート経理』井ノ上陽一

どーも、かまかまです。
コロナの終息も見えない中、聖火リレーが始まり、プロ野球が開幕しました。
東京だけでなく大阪や兵庫、宮城などでも感染者が増えているのに…。
コロナがある状態が日常であると割り切って、生活していくしかないんでしょうね。

さて今回はそんなコロナな日常にぴったりの本です。
『リモート経理』井ノ上陽一

内容紹介

経理業務をどの様にして完全リモート化するかについて書かれています。これを読めば一般的にリモート化しにくいと言われている経理業務でもリモート化できる、というかリモート化した方がいいとさえ思えます。
とはいえ、なかなか会社がリモート化に前向きでない場合でも、経理の効率化や経理の役割を考えることができる一冊です。

ポイント

メリットと安全性

一般的なリモート化のメリットとして「交通費・残業代の削減」が挙げられますが、それに加えて経理業務のリモート化には「ブラックボックス化の解消」も考えられます。
経理の仕事は、他の部署から見ると何をやっているか分からず、「ブラックボックス化」していることがよくあります。
リモート化するためにはあらゆる数字をデータ化し、クラウドなどに保管して共有化しておくことが必要です。共有化しておけば誰でも見ることができ、経理が何をしているのかチェックすることが可能になり、ブラックボックス化が解消されます。
また、現金や紙を扱わないことにより情報漏洩や横領のリスクを減らすことができます。
私自身、セキュリティに不安を感じていたのですが本書を読む限り問題はなく、ただ単に使ったことがないから心配なだけの様です。

効率化

リモート化するにあたって様々な業務が効率化されます。
それは仮にリモート化をしなくても、経理業務の改善につながります。
紙や現金取引を無くす方法、マニュアルの作成、Excelの活用方法などが詳しく書いてあり、これらを上手く取り入れれば、かなりの業務効率化が図れます。
実は私も会社でキャッシュレス化に取り組んでおり、本書を参考にしてキャッシュレス化を実現できるよう頑張っていきます。

経理にできること

最終章ではコロナ禍で経理のできることが書かれています。
会社の将来を考える上で必要な数字の見方や節税、投資など様々あります。
営業が攻めを担当しているのに対して、経理は会社を守ることを担当しています。
会社を守るために、必要な数字を把握し、必要な手を打っていくことが今後の経理に求められる役割であると考えます。

今日の「愛妻家」

妻は人見知りと言いながら、見ず知らずの人でも困っている様子をみると声をかけます。私も見習いたいと思います。





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