読書の記録『南の島のたったひとりの会計士』屋宮久光
どーも、かまかまです。
仕事の忙しい時期も過ぎ、生活にも余裕が出てきまいた。
せっかく余裕ができたので、理論政策更新研修を受けてみようと申し込んでみました。
コロナの影響で理論政策更新研修もオンラインで実施されるので、地方在住者には大助かりです。
徐々に中小企業診断士らしい活動にシフトしていきます。
今回は『南の島のたったひとりの会計士』屋宮久光です。
ちょっとした縁があり読んでみました。
目次
内容紹介
奄美大島たった一人の会計士が、故郷を豊かにするため奮闘するエンターテイメントノンフィクション。監査法人の監査が必要な大企業はなく、帳簿や資金繰り表も出来ていない会社が多い中、どうにかして島が幸せになれるよう、山あり谷あり奮闘していきます。題名は『たったひとりの会計士』ですが、著者は税理士でもあり、コンサルタント(診断士)でもあります。
ポイント
エンターテイメントなのでポイントというとちょっと違うかもしれませんが、読んでいて気になった点をいくつか紹介します。
売上を伸ばすノウハウが必要
利益を上げるためには売上を伸ばすか、費用を削るかしかないのですが、会計士としては費用を削ることがメインです。でも、それだけでは限界があります。やはり売上を伸ばす仕組みを提案し実現させていくことが必要になります。本書でも、最後の2章で奄美大島を豊かにする提案が語られています。このあたりは、会計士というよりやはりコンサルタントの手腕ですね。
普通の人にわかってもらう誠実さ
士業であればその分野に詳しいことは当たり前で、上から教えてやるという態度ではなく、わかってもらう誠実さを持ってこそ一人前と書かれています。
著者は「自分は正しいことを言っている」とのやり方に固執してしまい失敗しますが、それは反面教師として成長していきます。
地方活性化には、お金ではなく人の移動
これは本編ではなく解説にあった言葉ですが、本編においてもクライマックスのシーンでは島の仲間で集まって問題を解決します。
補助金をいくらつぎ込んでも、人が変わらなければ活性化は難しい。
活性化させるためには外部から人が入るなど、考え方や行動を変えることが大事になってきます。
やはり最終的には人が重要であることを改めて感じました。
今日の「愛妻家」
妻は最近お疲れ気味なので、甘いものを欲してます。今年は晩ご飯後の間食は止めるつもりだったのに誘惑に負けてしまいます。