読書の記録 『裏方力が人を動かす』堀切研一
どーも、かまかまです。
先週は中小企業診断士二次試験の合格発表があり、新たな合格者が生まれました。
このあたりで、中小企業診断士受験生をターゲットにした記事を書くのも一区切りです。
新しい試みとして「読書の記録」として読んだ本の内容紹介とポイントを綴っていきます。
中小企業診断士活動に役立つ本の紹介をしていきたいと思います。
今回は『裏方力が人を動かす』堀切研一です。
目次
内容紹介
一見地味で目立たない存在としてとられがちな「裏方」に焦点をあて、自分が前面に立たなくとも、他人をフォローし活かしながら、人や組織を動かし、全体としての成果に貢献する「裏方力」の伸ばし方や、「裏方力」の鍛え方を教えてくれます。
ポイント
取材の学校の代表である堀切先生の著作です。
この本は取材の学校入学時にいただいた本を今回再読しました。
この本のポイントはいくつもあると思いますが、私の思うポイントを挙げてみます。
①中小企業診断士としての要素が所々に組み込まれている
例えば裏方のあり方として「連結ピン」を使っています。
「連結ピン」は経営理論のリーダー論で学習した内容で、「上司や部下といった縦の階層だけでなく、社内の他部署や外部組織とも集団を連結させて、組織を有機的に束ね、動かしていく役割のこと」です。裏方はいろんな人とつながることによって「連結ピン」の役割を果たしそこに付加価値を見出します。
また、3Cや4P、ファイブフォースなどの理論も出てきます。
②実践できる
堀切先生の経験に基づいて書かれた本なので、実際に真似して実践することができます。
一番簡単で私も真似しているのが「メールをすぐに送る」です。
まだ知識も経験も全然足りない私でもこれならできます。
中小企業の利点である「スピード」を個人に落とし込んで、裏方にも「スピード」が利点になると説いています。
少しハードルが上がりますが、直筆の手紙を書くことやお客様のプロフィールシートの作成もおススメされています。
③共感できる
一番共感できたのは「人は正しさで動くのではなく、納得したかどうかで動く」です。
人は他人の言葉ではなく自分の言葉に一番影響を受けるため、そのアドバイスが正しいかどうかではなく、そのアドバイスに納得でき自分の中で消化できた時に動きます。
そのために「自分から答えを言うのではなく、相手にどうすればよいか自分自身で気づいてもらうこと」が重要です。
これはよくわかります。
私でも妻に言われたことが正しいと分かっていても、納得しなければなかなか動けないのですから、ましてや企業の社長さんになればなおさらそうでしょう。
相手が自分で答えを見つけ出したように質問していくことは非常に大事ですね。
今日の「愛妻家」
1月に入り仕事が忙しくなってきた私のために妻が美味しいドーナツを買って来てくれました。自分が食べたかっただけかもしれませんが、心づかいが嬉しいですね。