中小企業診断士 二次試験事例Ⅲ基本
どーも、かまかまです。
二次試験がどんどん近づいてきましたね。
この時期、夜型で勉強していた方は徐々に朝型にシフトさせてください。
また、仕事の調整をして、出来れば前日はゆっくり休める状況を作っておくことが大事です。
二次試験の試験会場が発表されました。
会場内の下見は厳禁ですが、試験会場までの下見は出来ます。
試験までのどこかの日曜日に試験と同じ時間で一度試験会場まで行ってみて、道順を確認しておくといいでしょう。
さて今日は事例Ⅲの基本です。
事例Ⅲは工場が出てくるので、工場現場に馴染みのない受験生は苦手にしている方もいるかと思います。
しかし、事例Ⅲこそ一次試験の知識と与件文から素直に解答すれば、おのずと合格点に届く問題です。
問題のパターンから解答の型を用意しておき、その型に事例企業の状況を当てはめていけば解答が出来上がります。
目次
問題点と課題は違う
問題点は現在できてない事なので、ネガティブな表現で「○○が悪い」「××ができていない」と解答します。問題点だけを問われている設問ならば、「問題点の原因」 「問題点」 「問題点の結果」で解答を作成します。
『○○により、▲▲になっているため、××できていない。』
課題は目指す姿になるためにすること(≒改善策)なので、ポジティブな表現 で「 ○○する」と解答します。課題だけを問われている問題なら 「現状」 「課題」 「あるべき姿」です。
『○○であるため、▲▲する事で、××を 目指す。』
生産管理は生産計画と生産統制
生産管理を問われたら生産計画と生産統制が基本です。
まずは与件文にか書かれている問題点を確認してください。
生産計画をそれぞれの現場で別々に計画しているなら「全社統一の生産計画を作成する」。生産計画を月次でしか計画していないなら、「週次化」、「日次化する」。それぞれに決まったパターンでの解答が可能です。また「生産計画の精緻化」、「計画の適時見直しの実施」、「 ロットサイズ縮小」などの表現を用意しておけば、ほとんどの場合で対応できます。
また、生産統制としては計画に基づいて現品(在庫)、進捗、余力(人員、機械)を管理統制していく方向で解答します。
生産性改善は現場レベルの話
現場レベルの問題を改善する場合は次のような解答パターンを用意しておくといいでしょう。
「標準化・マニュアル化し OJT により教育する」
「多能工化し業務の繁閑に応じた対応」
「内段取り の外段取り化、内段取り作業改善」
「5Sの徹底」
「小集団活動、QCサークル」
これらを与件企業の状況に合わせて解答して下さい。
QCDに気をつけて
事例Ⅲとしては「QCD」の観点を忘れてはいけません。
「Q 品質」については、事例Ⅲの企業は 基本的に品質レベルが高いので問題になることはありません。
ほとんどが「C コスト」か「D 納期」の問題になってきます。
コストの問題では
「作業の平準化を行い、残業を減らしコスト削減」
「稼働率向上により、生産コスト削減」
「材料の一括調達により原材料費低減」などが解答になります。
利益が低いや生産性が低い場合は高コスト体質になっており、コスト削減を解答します。
納期の問題は基本的に「納期を短縮する」「納期を遵守する」ことが解答になります。
「納期全社的に生産計画を作成し、進捗管理を行い納期遵守」
ここまで書いてきましたが、実は事例Ⅲに関しては一発合格道場のこの記事を何度も読んで理解すれば大丈夫です。
今日の「愛妻家」
冷蔵庫を新調しました。奥さんの値引き交渉は相変わらず上手ですが、昔に比べると優しくなりました。人柄が丸くなってきたのかもしれません。