中小企業診断士 おススメ本『世界一楽しい決算書の読み方』

どーも、かまかまです。
なかなか外に出ることができない日々が続いていますが、今回は最近読んで面白かった本を紹介します。
『世界一楽しい決算書の読み方』著:大手町のランダムウォーカー
会計が苦手な人にわかるように簡単に、さらにクイズを使って面白く財務三表を説明しています。
「財務会計や事例Ⅳなんて嫌いだ」という人もこの本で会計を好きになってもらいたいです。

会計クイズ

きっかけはTwitterでした。
フォロワーさんの誰かがフォローしていた大手町のランダムウォーカーさん(@OTE_WALK)の会計クイズが目につきました。財務三表をクイズ形式にして実在の企業を当てるものでした。
基本的にクイズは好きですし、仕事柄会計の問題とあればほっておけません。
問題は実在の企業なので、特徴はわかっているつもりだし、その特徴が財務三表にどんな影響を与えるかもわかっているつもりでした。
しかし、結果は不正解…。
自分ではわかっていたつもりの企業の特徴が表面的なもので、他にも財務三表に影響を与える特徴があったのです。
しかし、逆にここで不正解だったことで、余計に会計クイズが気なり、見かけるたびに解くようになってました。

待望の書籍化

その会計クイズが2020年3月に書籍化されました。
貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書ごとに、Twitter同様誰でも知っている企業を題材にしたクイズを提示しておいて、それぞれの計算書の内容をわかりやすく丁寧に説明たあとでクイズの正解を発表する。
さらに会計クイズを何問か繰り返すことによって、それぞれの企業や業種にどんな特徴があって、それがどのように財務三表に影響しているかがわかるようになっています。
貸借対照表をグラフ化(箱図)にするのはよく見かけるのですが、損益計算書やキャッシュフロー計算書までグラフ化することで、財務三表が非常にわかりやすいものになっています。
その上、ただ読むだけでなく自分で会計クイズを考えることで、理解が深まります。

新入社員研修

新入社員に経理の研修をする際にこの本を活用させてもらいました。
全く会計知識のない新入社員に対して、自社の決算書を会計クイズの題材にして問題を出しておいて、貸借対照表と損益計算書について説明し、最後に答えを発表という形式にしました。
理解してもらえたかは微妙でしたが、ほとんどの新入社員が正解できたので一安心です。
これで経理や会計に興味を持ってもらえるといいのですが。

全く知識のない新入社員でも理解できるようなわかりやすい作りでありながら、それぞれの企業や業種を会計の視点から深く知ることができます。
会計が苦手な人も、会計をもっと深く知りたい人も、是非一度読んでみてください。

今日の「愛妻家」

マスクがなかなか手に入らないため、奥さんが手作りマスクを作っています。どんどん改良を重ねかなりいい感じに仕上がってきました。枚数もどんどん増えており、一時間おきに付け替えても大丈夫なぐらいできています。会社での評判もなかなかです。
ただし、一説にはやりたくない課題からの逃避行動との噂もあります…

今日の「愛され妻」

書写山ロープウェイは、令和2年4月20日より当分の間、運休します。
書寫山圓教寺は、令和2年4月20日より当分の間、摩尼殿のみの開堂となります。
食堂・大講堂・常行堂は閉堂です。座禅や写経はできません。
お坊様は摩尼殿で日々のお勤めを続けられるそうです。
毎日正午より、新型コロナウィルス感染症退散祈願(Facebookでライブ配信)が行われています。

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