中小企業診断士試験 保険受験はどうします?

どーも、かまかまです。
先日、中小企業診断士協会から今年の試験スケジュールが発表されました。一次試験は事前の公表通り3週間ほど早くなっています。それに伴い試験の申し込み締め切りが前年の5/31から5/8と、こちらも3週間ほど早くなっていますので、注意が必要です。
試験スケジュールはこちら
さて、本日は私がこの時期悩んでいた保険受験について考えてみたいと思います。

保険受験とは

中小企業診断士一次試験に合格し二次試験が受けられる権利は2年です。税理士試験などでは一度合格した科目は一生有効なのに、中小企業診断士試験はわずか2年…。2回二次試験に不合格だと、翌年は全くゼロの状態で再スタートになります。
そこで1回目の二次試験に落ちた翌年に本来必要のない一次試験を受験し、合格すればまた2回二次試験を受ける権利を得ることができます。2回目の二次試験で受かれば問題がないのですが、万が一落ちた場合、この権利が使えるので翌年ゼロからやり直しのリスクから逃れることができます。
このリスク回避のための一次試験受験が保険受験と呼ばれています。

メリット

①合格すれば翌年の一次試験が(科目)免除されるため翌年の負担が軽くなる。
2年目に二次試験に落ちるとまたゼロからやり直しになりますが、保険受験に受かっていれば翌年その分負担が軽くなります。
②その年の一次試験の問題と二次試験の問題は関連していることがあり、一次試験を受けることが二次試験を受ける際に有利に働く。
ストレート生が有利だといわれるのはここに理由があると思います。

デメリット

①一次試験対策に時間がとられ、二次試験対策が疎かになる。
本来二次試験の勉強にだけ集中していればいいところを、一次試験用の勉強もする必要があり、その分二次試験の勉強時間が削られます。
②翌年の一次試験負担が軽くなることが余裕となり、油断してしまう。
背水の陣で臨むことにより力が出るタイプであればこれもデメリットになるかもしれません。
③一次試験の受験手数料(13,000円)
余分に受験するので金銭的な出費があります。

昨年(2019年)の私の判断

それで昨年私がどうしたかというと、保険受験は受けませんでした。
あるセミナーで相談したところ
①一次試験の勉強する時間を二次試験の勉強につぎ込んだほうがいい。
②一次試験は毎年いくつかの科目が爆弾科目(超難化)しており、7科目まとめて受験する方が受かりやすい。
とのアドバイスをいただき、「じゃあ二次試験に専念します」となりました。
実際それで合格したので、この判断は間違ってなかったと思っています。

今年(2020年)の事情

ただし、今年は若干事情が異なります。
事情①昨年一次試験で大量の合格者が出ましたが、二次試験の合格率はあまり変わらなかったため、今年の二次試験も厳しいものになると考えられます。
事情②今年は東京オリンピックの影響で一次試験が例年よりも3週間程度早くなります。そのため、一次試験から二次試験までの期間が長くなり、多年度生のメリットが薄くなります。

どうします?

そこで、私からのアドバイスは「保険受験を受ける」です。
ただしすべての科目ではなく「二次試験に関係する科目に絞って受験する」です。
理由は①今年特有の事情でリスクが高まるため、例年より保険を準備しておく重要性が高まる。
②デメリット①とアドバイス②に関しては、二次試験対策の中で一次知識(企業経営理論、財務会計、運営管理等)を復習する必要があり、それなら復習している科目の一次試験も受けてしまえば問題なしです。
③アドバイス②に関しては、受かった科目を免除しなければ7科目で受験することもでき、免除するかしないか選択肢が増えると考えれば問題ないと思います。

もちろん、人それぞれに事情がありこのアドバイスがすべての人に当てはまるとは思いません。それぞれの事情を考慮して判断されるべきでしょう。
どちらにしても、保険受験を受けるか受けないか早目に決断し、それに合わせて学習計画を立て、決めた道を信じて勉強することが大事です。

今日の「愛され妻」

今朝、起きぬけに冷たい飲み物をコップ2杯グイっと飲んだら、お腹が冷えてしまいました。
かなり辛かったので布団で寝ていたら、その間に洗濯などを済ませてくれていました。
風呂水ポンプも解体して洗ってくれていたので助かりました。

Follow me!