税理士試験 答練“先入先出管理法”応用編 ①答練の串刺し解き
税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
会計人コースWebに寄稿した「今すぐできる答練ファイリング術とおすすめグッズ」の応用編を2回連続でご紹介します。
答練・過去問・総合問題などを複数回分(できれば10回分以上)用意しておいてくださいね。
目次
答練の串刺し解きとは? 総合問題を個別問題っぽく解く!
答練の“先入先出管理法”のやり方でクリアファイルに入れた答練を10回分用意します。
問題用紙コピー・解答用紙コピーも準備バッチリですよね。
それでは、答練の串刺し解きをしてみましょう!
①1回分の答練を机の上に出します。
普通に模試を受けるように準備してくださいね。
②今から問題を解くのですが、全部を解いてはいけません。
個別の項目1つだけを解きましょう。
簿財の受験生なら、【減価償却費】【有価証券】【退職給付引当金】といった項目です。
所得税法の受験生なら、【譲渡所得】【雑所得】【所得控除】などですね。
③解けたかどうかと、決めた項目1つを解くのに何分かかったか必ず記録しましょう。
④1回分の答練が解き終わったら、次の答練も同じ項目1つだけを解きます。
用意した回数分を解きます。
⑤1日1項目ずつ解きます。
昨日は【減価償却費】なら、今日は【有価証券】を解くとか。
1回分の答練を、項目別に何度も解いて使います。
模試で得点が伸びない、総合問題が解けないのはなぜなのか?
個別問題では解けるのに総合問題となると解けなくなる、そんな経験はありませんか?
個別問題って親切設計なのですよね。
だって何を解くのかわかっていますし、解くために必要な情報が集まっていますし。
個別問題では解けるのに総合問題だと解けない最大の理由、それは、
問題文のあちこちに散らばった情報を集めることができない、これに尽きます。
例えば、固定資産の簿価を求めようとしても、固定資産の項目だけで完結するとは限りません。
現預金の部分で、機械の購入費用が仮払金処理されているかもしれません。
修繕費だと思っていたら資本的支出が含まれるということもあります。
自分が苦手だな~と感じる項目があるなら、ぜひ、この答練の串刺し解きを試してみてください。
答練の串刺し解き メリット
①弱点を克服することができる!
1日で集中的に解きますから、弱点克服&実力アップが図れます。
②解くのにかかる時間を把握できる! → 素読みの練習になる!
個別問題では制限時間が設定されていますが、模試や総合問題では項目ごとの制限時間はありません。
本試験では素読みの段階で、問題を解くのにおよそ何分かかるのか把握しておく必要があります。
この答練の串刺し解きで1項目ごとにかかった時間を記録しておけば、解くのに必要な時間を見積もる資料になります。
慣れれば、問題文を見ただけで何分くらいかかるか予想できるようになります。
③スキマ時間で解ける!
総合問題や模試を解こうとすると1~2時間はかかります。
まとまった時間が取れなくて総合問題や模試を解けないと諦めている受験生さん、項目1つなら5分10分のスキマ時間で解けますよ。大丈夫です、諦めないで!
今日の「愛され妻」
そろそろ日差しがきついので日焼け止めを塗るようにうるさく言うのですが、夫はテキトーにしか塗りません。本当は年中しっかり塗って欲しいのですけど、なかなか…
日焼けして色黒な方がスポーツマンらしく見えるのでしょうかね~