書寫山圓教寺 年に一度の大祭「修正会(しゅしょうえ)」で鬼のお箸をいただきました!
元旦は氏神様にお参りし、1月18日に書寫山圓教寺の「修正会」にお参りするまでが、私の正月行事です。今年で三度目のお参りができました。
来年以降にお参りなさる方のために、簡単にですがご紹介いたします。
目次
「修正会」とは
鬼追会式とも言います。
書寫山圓教寺の開山の祖である性空上人様に付き従ってきた乙天と若天という護法童子(不動明王・毘沙門天)の舞踏祈願を行うことで、今年一年の招福や五穀豊穣を願う行事です。
会場は2カ所
白山権現と摩尼殿の2カ所で行われます。
13時から白山権現で護法童子の舞踏祈願が行われます。※鬼のお箸も撒きます。
同時刻13時から摩尼殿でお坊様による修正会の法要が営まれます。
法要の後に、鬼のお箸を撒きます。
14時から摩尼殿で護法童子の舞踏祈願が行われます。
※14時以降は摩尼殿の扉を閉めるので出入りはできなくなります。
※13時からの白山権現での舞踏祈願を見た後に14時からの摩尼殿での舞踏祈願を見るのは、混雑状況や移動時間を考えると難しいように思います。
乙天と若天
乙天(青鬼)と若天(赤鬼)は、いわゆる鬼ヶ島にいるような悪鬼ではありません。
悪鬼を追い払う神様です。ですので、鬼につきものの角(つの)はありません。
赤鬼の前頭部に剣山みたいなトゲトゲがありますが、あれは角ではなく眉毛だそうです。
松明や刀をを手に大地をドンドン踏み鳴らし、悪鬼(災い)を追い払うことで
春を呼ぶ有難い鬼(神様)なのです。
鬼のお箸
紋付き袴の男性が撒いてくださいます。
一本の棒を断ち割って一膳のお箸を作ることができると伺いましたが、実際にお箸を作って使うというよりも、無病息災や健康長寿のお守りとする方がほとんどだと思います。
法要中に撒いてくださる他に有償での頒布もあります。(2本の画像は有償での頒布です)
※ご注意※
すりこ木と同じくらいの大きさの硬い木の棒です。当たると痛いです。
撒いてくださる方は怪我をしないようにそっと放ってくださいます。
縁起物ですから、皆さま欲しいと思います。私も欲しいです。
でも怪我や事故が起こってしまっては、神様も残念にお感じになると思います。
安全のため直前に注意事項がマイクを通して告げられます。
『立ち上がらない。座ったままで鬼のお箸を待つ。奪い合わない。』
どうか皆様ご自身や周囲の方のためにも、注意事項が告げられましたらお耳を傾けていただきたいと思います。
持っていくと良いもの
摩尼殿での法要にお参りする場合のオススメ持ち物です。
・使い捨てマスク(松明の煙が立ち込めます)
・履物を入れるナイロン袋(大勢の人が摩尼殿に集まります、紛失予防に手元で保管がおすすめ)
・カイロやひざ掛けなど防寒グッズ
“書寫山圓教寺 年に一度の大祭「修正会(しゅしょうえ)」で鬼のお箸をいただきました!” に対して1件のコメントがあります。
この投稿はコメントできません。