書寫山圓教寺 令和3年「新春 夢の書」

書寫山圓教寺 令和3年 新春 夢の書

税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。

書寫山圓教寺では、大樹孝啓(おおきこうけい)山主さまが毎年大晦日に「新春 夢の書」を揮毫なさいます。
今年は新型コロナウィルス感染症予防のため、事前に揮毫なさった映像が公開されました。

令和3年「新春 夢の書」

コロナを「祈り」で止める

「祈り」という文字の最後の一画は、本来ならばスーッと伸ばします。
ところが、山主さまは、あえて力強く止めで筆を置かれました。

この終筆に、山主さまは強い思いを込めたとおっしゃいました。

コロナを「祈り」の力で止めよう。
皆が「祈り」正しい行動をすることで、コロナを止めよう。
絶えず心に「祈り」を留めて、一生懸命に正直に生活をしよう。

そういう思いを込めて、最後は伸ばさずに止めたんや。

撮影したばかりの映像をご覧になりながら、
山主さまはそのようにお話くださいました。

皆様のお心へ届きますように。

「新春 夢の書」よもやま話

こんなこともあったんやとお話をお聞かせくださいました。

寒さで凍りついた筆を…

第一回の「新春 夢の書」は、屋外で行われたそうです。
ロープウェイ山上駅近くの「慈悲の鐘」前に舞台を組んで、そこで揮毫されたとか。
その年はことのほか寒かったそうで、なんと用意していた筆が凍りついてしまったそうです。
水で洗って濡れていた筆が、カチカチに凍ってしまう…
書こうと筆を取ったら凍ってるなんてビックリしてしまいますねΣ(・ω・ノ)ノ!
墨汁に浸けて筆の氷をほぐして、無事に揮毫なさったそうです。

これぞ「一隅を照らす」

何年目のことかは存じませんが、摩尼殿外陣で揮毫なさっていたときのことです。
なんと電気のブレーカーが落ちて、真っ暗になってしまったとか。
真っ暗では文字を書くことなんてできませんよね。
皆さんが掲げる懐中電灯の明かりを頼りに、山主さまは揮毫なさったそうです。

「これぞまさしく一隅を照らすやな。」と
山主さまは楽しげにおっしゃいました。

文字が

山主さまが揮毫なさるまで、どんな文字が選ばれるのか誰も知りません。
お寺のお坊さま方もご存じないのです。
山主さまおひとりでお考えになり、お書きになります。

「事前にこの文字を書こうと決めていたけれど、実際に書く段になったら、違う文字が心に浮かんできたことが数回ある。」
「実際に練習で書いてみると、用意した文字と違うやっぱりこの文字や、と浮かんできたんやな。」

いつのどの文字がそうだったのか、ちょっと気になりますね。

ラジオ関西

新年の願い『祈』の文字に込めネット配信 姫路の名刹・書写山円教寺 恒例「新春夢の書」

今日の「愛され妻」

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

冒頭の動画に私くまおも登場しています。
さてどこでしょうか?
(夫いわく「こんなんわからへんわ」とのことでした。)


Follow me!