税理士試験 専門学校の教材以外に手を出すべきか?法規集・逐条解説は必要なのか?

宮島 鹿

税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。

私が受験した税理士試験科目は、簿記論・財務諸表論・固定資産税・所得税法の4つです。
たった4科目の経験だけで断言するのは乱暴かもしれませんが、専門学校の教材以外は合格に必ずしも必要ではないと考えます。

あれ?以前のブログで紹介してなかったっけ…?

確かに、財務諸表論の受験生向けに『財務会計講義』と『会計法規集』を、固定資産税の受験生向けに『要説固定資産税』をご紹介しました。

紹介したブログ記事はこちらですね。

税理士試験 財務諸表論:理解してから暗記をしたいアナタへ

税理士試験 固定資産税とはどんな科目なのか?

それで効果はあったのか?

あったともなかったとも言えます。(どっちやねん!)

ただ、ひとつ確実に言えることは、「参考書籍は、合格するための勉強から外れがち」だということです。

財表を勉強していたころ、答練では点数が悪いし、理論がなかなか書けなくて、本当に苦労しました。
そんなときに、桜井先生のご本を読んでいると、勉強したような気になれるのですね。
そして、どんどん脇道にそれて、マニアックな知識だけ仕入れてしまうという…

実判のころに軌道修正できたからよかったものの、あのまま突き進んでいたら私は合格できなかったでしょう。

つまり、専門学校の教材以外は理解の手助けにはなっても、メインで使うものではないということです。

逐条解説などは、上位1%の成績優秀者が使うものである

ハッキリ言います。
専門学校の教材を隅から隅までマスターした受験生だけが、逐条解説などの実務書に手を出しても良い人だと考えます。
稀に存在する「もうやることが何もない」レベルの受験生です。
(3年5科目官報合格した人がこのレベルでしたが、念入りに理論暗記をひたすら繰り返していました)

そうではない、ごくごく一般の受験生は、すべての教材をやり切っていませんよね?
答練の解きなおしが残っていたり、
暗記できていない理論があったり、
苦手項目があったりしますよね。

税理士試験では、基本的に、無印Aランク項目を完答することが重要です。

合格に必要な無印Aランク項目を完璧にマスターできていない状態で、黒星Cランク項目に手を出すことは得策ではないのです。

専門学校の教材だけでも初学1年で合格できたよ!安心して!

同じ科目の受験生が逐条解説だのなんだのと手にしているのを見たら不安になってしまいますよね。

私は、所得税法に専門学校の教材だけで合格しました。
緑色の教材しか使っていません。
所得税法の条文は、大学院入試のためにはじめて読みました。(自慢することではないけど)
逐条解説なんて言葉、聞いたこともありませんでした。

専門学校の教材は、合格に必要なことを効率的に習得できるように作られています。
まずは、この教材を完璧にマスターしましょう!
その上で、余力があれば、逐条解説などの実務書を使いましょう。

合格を目指そう!

「そんな勉強では実務で使い物にならない」
「そんな方法で合格しても意味がない」
外野の意見は聞き流しましょう。

いま何よりも大事なことは、合格することです!
合格を目指して、ひたむきにコツコツと勉強しましょう。

今日の「愛され妻」

精神状態を整えることは本当に難しいなぁ~と実感しています。年齢を重ねたら自然と整うようになるものでもなく、老いや病への恐怖心が湧いてきたりして逆に整わなくなってしまうものなのかもしれません。難しいからこそ心して取り組まなければ!と思います。

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