そうだ、比叡山へ行こう!その6:律院

比叡山 律院

税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。

律院は、比叡山の里坊です。千日回峰行を満行された大阿闍梨様がいらっしゃいます。
なんと、大阿闍梨様が護摩を修法してくださいます。しかも、ほぼ毎日です。

比叡山の辨天堂で「律院さんにお参りすると良いですよ」と教えていただいたので、日を改めてお参りに伺いました。

木曜日の護摩は早朝6時!

基本的に毎日午前11時から護摩をなさるのですが、木曜日は午前6時からだったのです。
私が伺ったときには既に護摩を終えられた後でした。

赤山禅院で護摩の日もありますし、律院でも11時だったり6時だったりと日によって異なりますので、護摩にお参りしたいなという場合には、事前に電話での問い合わせをお勧めします。

大阿闍梨様に直接お渡しください、と案内していただく!

辨天堂で教えていただいたとは言え、きちんとご紹介をいただいて伺ったわけでもなく、しかもアポなし独りでお参りに行きました。
ですので、護摩に参列したいとか大阿闍梨様にお目に掛りたいとか、そんなことは考えていませんでした。
今日はお不動様にお酒をお供えだけさせていただこうと、それだけを思って伺いました。

納経所でお供えをしたいと伝えたところ、なんと、
「お供えは大阿闍梨様に直接お渡しください。」
と、大阿闍梨様がいらっしゃるお部屋に案内していただきました。

心の準備も整わない間に、お目もじが叶うことになりました!

大阿闍梨様のお部屋へ!

大阿闍梨様がいらっしゃるお部屋に案内されます。
立ったままご挨拶しようとした私に、
「そこにお掛けなさい」とおっしゃってくださいました。

どこどこの誰それでこういう経緯でお参りに来ましたと、自己紹介をしました。

「それはご縁があったんやね」
とニコニコ笑顔でおっしゃってくださいました。

明王堂の護摩を教えていただく!

大阿闍梨様に、お不動様へお酒をお供えしたいとお願いしました。
すると、大阿闍梨様から、
「辨天堂の近くにある明王堂で午前11時から護摩があるから、10時のケーブルカーに乗って行きなさい」と教えていただきました。
「護摩のあとはお食事をいただいて、明王堂の阿闍梨さんのお話を聴くといい」と更に教えてくださいました。

そんなご縁で、「そうだ、比叡山へ行こう!その5:明王堂」に導いていただいたのです。

先客様がいらした!

お部屋には身なりの立派な紳士が先客としていらっしゃいました。
大阿闍梨様は、その方とお話をなさるためにお部屋にいらっしゃったのだとか。
(朝6時に護摩の日は、朝9時ごろお休みになっているのだそうです)
本来ならば、私がお邪魔したときは大阿闍梨様にお目に掛れない時間帯だったのです。

先客様が「先週、辨天堂に我が家の柴犬を番犬として差し上げた」とお話になりました。
私は『あの犬かな?』と思いました。
1週間前に辨天堂へお参りしたとき、やって来たばかりの柴犬についてお坊さまから伺っていたのです。
それで、辨天堂で柴犬を見たことと大人しくお利口さんだったことをお伝えすると、ことのほかお喜びでした。

更に、お住まいの話になり、なんと私の出身地と同じ市で同じ沿線でした。

柴犬(龍ちゃん)のこと、出身地のこと、偶然というよりも奇跡のようです。
大阿闍梨様も先客様も、
「ご縁があったのだね」とおっしゃってくださって、思い切ってお参りして本当に良かったなと思いました。

辨天堂へお使い!

先客様がポケットからハンカチを出して、
「このハンカチを龍ちゃんに渡してきてもらえませんか?」
とおっしゃいました。

明王堂と辨天堂はとても近いのです。

大阿闍梨様も、
「明王堂の後に辨天堂へ寄るといい。」とおっしゃいました。

そんな経緯で明王堂と辨天堂へお参りする運びとなりました。

お使いの後…

無事にお使いの務めを果たし、浄土院や根本中堂へお参りしました。
大黒堂にもお参りして、浴餅供で大黒様がお粥をかかるところを想像したりと楽しく過ごしました。

夕方5時近くになり、参拝時間も終わりました。
名残惜しく、下りのケーブルカーに乗ります。

帰りのバスの時刻を調べると、10分ほど待ち時間があります。

ふと、閃きました。
『お使いというものは、結果を報告して完了するものじゃないのか?』

律院が何時まで開いているのか知らないのですが、どなたかいらしたらお伝え願おうと、てくてく歩くことにしました。

大阿闍梨様に晩ご飯をお誘いいただく!

律院に到着です。幸いなことにまだ門は閉じられていませんでした。
お玄関に入り、お坊さまにお使いの完了を報告します。
なんと、
「大阿闍梨様は表の掃き掃除をなさっているから、直接お話ください。」
と案内されました。

表に出ますと、本当に大阿闍梨様がほうきを手にされています。
しかも、ジャージに黒のゴム長靴です。本気のお掃除です。

お忙しいところをお手を止めてくださいました。
辨天堂へのお使いを完了したことと明王堂の護摩へお参りしたことなどをお伝えしました。

ここで奇跡が起こります!
大阿闍梨様が、
「まだ時間があるならば晩御飯を一緒にいかがですか、お茶漬けと昆布くらいですが。」
とお誘いくださったのです。

願ってもない幸運です。
お言葉に甘えることにしました。
(京都の逆さ箒にぶぶ漬けの話が脳裏をかすめましたが、ここは滋賀県だから大丈夫!と判断しました)

大阿闍梨様は25年も玉葱を口にされなかった!

昼間、明王堂へ続く山道を清掃活動している高校生たちとすれ違いました。
彼らは野球部の部員さんだそうで、なんと、監督さんはお坊さまでした。
監督であるお坊さまも律院の大阿闍梨様へご報告にいらっしゃいました。

大阿闍梨様と監督であるお坊さまと私、なんと丸亀製麵で晩御飯をいただくことになったのです。

お坊さまの運転で丸亀製麵に向かいます。
大阿闍梨様が乗り降りなさるさいに細やかに気配りをされています。
大阿闍梨様のご人徳に惹かれて、多くの人がお側にいらっしゃるのだなと感じました。

丸亀製麵では、親子丼をいただきました。
大阿闍梨様であってもお店ではご自分で並ぶし、ご自分で注文なさるんだ!と驚きました。
偉いお坊さまになられた今も、小僧であったころの気持ちを持ち続けるのだそうです。

トレーを持って並んでいる間に、
大阿闍梨様が野菜のかき揚げをお取りになりました。
そして、なんと畏れ多いことに、私の分までよそってくださったのです。
大阿闍梨様がお皿を用意してトングで野菜のかきあげを取ってくださいました。
(こういうときはどうすればいいのでしょう、もう私フリーズしてしまいました。)

そんなこんなでお食事をいただきます。

大阿闍梨様が野菜のかき揚げを示して、おっしゃいました。
「お山で修行していた25年は玉葱を口にしなかった。だから、いま玉葱が好きなのです。」
修行とはなんと己に厳しいものなのか、深く感じ入りました。
しかも、そのご苦労を軽やかにお話になるのです。

大阿闍梨様がお優しくお話くださるのですが、私は緊張して食べるのに精一杯です。
なんと言っても、私は食べるのがとても遅いのです。
大阿闍梨様がお食事を終えられても、私はまだ半分ほどでした。

そんな私にお気遣いをいただいて、
大阿闍梨様がお坊さまにこうおっしゃいました。
「このアンケートに答えたい。親子丼は美味しかった。お汁があればなお良いです。と送ってくれるか?」
滋賀県の丸亀製麵でスマホアンケートに答えたのは大阿闍梨様だった、だなんて誰も知らないだろうけどものすごいことだなと思いながら、私も食事を終えました。

比叡山には滅多に来なくていい

大阿闍梨様が最後におっしゃったお言葉です。

「比叡山は遠いから滅多に来なくていい。信心は細く長く続けるもの。これからも今まで通り書寫山圓教寺へのお参りを続けたらいい。」

確かに、私の住まいから比叡山までは遠くて、お参りするのに時間もお金も掛かります。
1回だけ盛大にお参りして殊勝な気持ちになるよりも、毎日少しずつ思い遣りの気持ちを持ち続けられるように、日々の暮らしを丁寧にしようと晴れやかな気持ちになりました。

ご縁はめぐるよ、どこまでも

書寫山圓教寺でお坊さまに「比叡山へ行くならば辨天堂にお参りすると良い」と教えていただく。

比叡山の辨天堂で「律院にお参りすると良い」と教えていただく。

律院で大阿闍梨様より「明王堂の護摩にお参りすると良い」と教えていただく。
辨天堂へお使いのご依頼を承る。

明王堂の護摩とお食事のあと、大阿闍梨様のお話を伺う。

辨天堂へお使いをする。

律院の大阿闍梨様へお使い完了の報告をする。

大阿闍梨様より晩御飯のお誘いをいただき、本当に晩御飯をご一緒させていただく。

律院にお礼のお手紙とお菓子を送る。

律院の執事様からお返事をいただく。

今日の「愛され妻」

冷蔵食品のから揚げをオーブントースターでチンすると抜群に美味しかったです。
便利な世の中やな~と感動しました。

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