税理士試験 合格答案を作るには~字がキレイかではなく「数字を丁寧に」書く!~
来月からいよいよ大学院生活がはじまるくまお(@kumaco55)です。
税理士試験初年度あるあるネタです。
『電卓を打つのは右か?左か?』『電卓はブラインドタッチが必要か?』と並んで話題となる、
『文字はどこまで崩して汚く書いても大丈夫なのか?』についてお伝えします。
目次
日本語の文章は推測してなんとなく読める!
ベテラン税理士受験生は何年も速記大会を続けているせいか、独特な崩し字を書く人がいます。
自分が勉強していない科目の答案を見せてもらうと本当に何が書いてあるのか判読不能でした。
それでも講師は不思議と読めるんですよね。なぜ読めるのか聞いてみたことがあります。
理由は2つ、
1:その受講生の文字を見慣れているから
2:理論テキスト通りにベタ書きしてある答案の場合は、推測して読めるから
だそうです。
試験委員の先生方とは答案越しに一期一会の出会いです。
残念ながら自分の文字を見慣れていただく機会はありません。
しかし、試験委員の先生方は受験予備校の教材をご覧になっていると聞きます。
ということは、理論テキストの文章をご存知であると考えられます!
つまり、理論テキストに忠実に書いた理論答案ならば、採点する試験委員の先生は文章を推測し、ある程度は補完しながら採点してくださっているのではないだろうか?という甘い期待が考えられませんか?
何千枚もある答案、おそらくその過半数はTACか大原の受講生です。
もしも、それらの教材をご覧になったことがなかったとしても、似たり寄ったりの答案を採点していくうちに覚えてしまうのではないだろうか…とも思います。
完全に憶測です。甘い期待といえばその通りです。
あとは、ベテラン受験生に多い汚い崩し字でも合格者がいるという事実でしょうか…
数字は丁寧に書く必要がある!
ここまでで理論の文字については許容範囲が広い(だろう)ということはお伝えしました。
一方、数字です。計算問題の答案です。
こちらはそのものズバリ「合っているかどうか?」の判定なので推測が入る余地は少ないと考えられます。
6なのか0なのか曖昧な数字だったら、自分は6と書いたつもりでも、採点者が0と判断する可能性は大いにあります。
数字は丁寧に書きましょう!
たまに「自分は字が汚いから~」言い訳する人がいますが、それは間違いです。
キレイか汚いかの問題ではありません。
丁寧に書いたか、雑に書いたか、の問題です!!!
もう一度くりかえします。数字は丁寧に書きましょう!
アイキャッチ画像は、私が本試験直前ギリギリに見ていた付箋です。
最後の最後に見るのは理論でも計算でもなく『数字の書き方』です。
現役バリバリ講師である石田修朗先生のブログを参考にしよう!
税理士&消費税法講師である石田修朗(@ishitax2011)先生がブログで注意喚起してくださっています。
<税理士試験>数字のクセは矯正しよう
こちらを参考にして、早い段階から数字を丁寧に書く意識を持ちましょう!
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