第67回 税理士試験 簿記論に合格した理由~第66回簿記論不合格を糧にして~

東大寺 梅

ホワイトデー受付中のくまお(@kumaco55)です。

2016年の第66回税理士試験簿記論の失敗をバネにして、2017年の第67回で簿記論合格を掴むために、私が何をどう変えたのかをご紹介します。

変化1:簿記論経験者クラスでしゃべらなかった

簿財の勉強をはじめたころは、勉強そのものが新鮮で同じクラスの受講生さんと一緒にご飯を食べたり教え合いをしたりと仲良く過ごしていました。今でも連絡を取り合ってご飯に出掛けたり、助けてもらったりしています。
2年目の経験者クラスでは、新たに誰かと仲良くなることはやめようと心に決めました。
私は自分に甘いので、他人に親切にしてもらったら厳しい気持ちで頑張り続けられなくなると思いました。
だから教室通学ではなくて映像通学に変えました。答練だけ教室受講することにしました。

変化2:通いやすい校舎ではなくて、受講生の多いクラスで答練を受けた

一番受講生の多い曜日時間帯のクラスを先生に聞いて、そのクラスで実判以降の答練を受けました。
更に、直前対策答練は平日クラスと週末クラスにわけて受けました。
とにかくアウェー環境で答練を受けること、そして過酷な場所を選ぶことを自分に課していました。

変化3:2時間答練で時間が余っても見直しをしない

よほど難易度の低い簡単な問題でない限り、本試験では時間は余らないものです。
本試験で見直す時間なんて取れないのだから、答練のときも見直しをしないと決めました。
120分が100分で解き終わったなら、そこで試験終了です。電卓も2度打ち厳禁、というルールです。
これを徹底することで、必ず1度で正答すると強く意識できました。
答練で良い成績を取ることが目標ではないのです。余った時間で見直しをして答練で良い成績を取っても、本試験で合格点を稼げなければ無意味なのです。

変化4:問題の取捨選択をシビアに判断するようにした

好き嫌いや得意不得意といった自分の都合で解く問題や解く順番を決める、戦略もなく場当たり的になんとなく解く、ということはスッパリやめました。
問題の難易度を把握して、みんなが正答する問題を見極める訓練をしました。
満点で合格する必要はないのです。合格点より1点でも超えていればそれでいいのです。
つまり、みんなが正答する簡単な問題を全て取ることに加えて、少し難易度の上がる問題を何個か取れば合格できるのです。

参考:2017年簿記論実判以降の答練の成績

変化5:不得意項目を徹底的に潰した

第66回の簿記論では、第一問の問1は取るべき項目でした。
しかし、私は商品売買の記帳方法が苦手で後回しにした結果、時間切れで解けませんでした。
合格を確実なものにするためには、やはり苦手項目があってはならないものです。
どんな項目が出題されたとしても、最低限テキストレベルの問題は解けるように準備しました。

変化6:体調管理を徹底した

少しでも違和感を覚えたら無理せず休養を取りました。
とにかく体力を損ねない、これだけは徹底しました。
首用アイスノンを巻いて通学したり、冷却スプレーを持参したりしました。
食欲も落ちるので、偏食だろうが贅沢だろうが食べたいものを食べました。
なので直前期は「穴子のお寿司」と「モロゾフのプリン」を頻繁に食べていました。

変化7:広島で受験した

地元で受験せずに広島で受験しました。
理由は2つ、「体力の消耗を避けるため」と「自分のことだけに集中するため」です。
前日から広島サンプラザに宿泊し、部屋から一歩も出ずに最後の勉強に集中しました。
自習室に行けば他の受験生のことがどうしても視界に入ってしまいます。本試験直前に戦うべき相手は周りの受験生ではありません。自分自身との戦いです。だから広島で受験しました。この選択が最善だったと実感しています。

広島受験のススメー体力に自信のない受験生へ

第67回 簿記論 合格 まとめ

2017年の第67回簿記論は自己採点でボーダーを超えていたので大丈夫だろうとは思っていました。

しかし無印Aランク項目を3つほど失点していたことだけが気掛かりでした。合格してホッとしたことは今でもよく覚えています。
前年の失敗を分析し解決すること、基礎学力を固めること、心身の安定を図ること、当たり前のことを淡々と積み重ねる努力が税理士試験の合格には必要なのだと実感しています。

第66回 税理士試験 簿記論に落ちた理由と財務諸表論に受かった理由~簿記論不合格~

第66回 税理士試験 簿記論に落ちた理由と財務諸表論に受かった理由~財表合格~

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