修士論文・研究計画書のテーマにできる!『夏休みの自由研究のテーマにしたい「税」の話』
税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
Twitterで見かけた「夏休みの自由研究のテーマにしたい『税』の話」を読みました。
図書館では子供向けコーナーに蔵書されていたのですが、いやいや、これは税法免除大学院をめざす大人にこそ読んでもらいたい一冊です。
図書館ではずっと貸出中だったので思い切って購入しました。ほんと買って大正解!良かったな~と実感しています。
目次
「夏休みの自由研究のテーマにしたい『税』の話」
税を知ること、それは社会を知ることです。
まえがきに書いてあったこの一文が印象に残りました。
税金は難しい、税金なんてわからない、確かにそういう一面があるのですが、税金を知ることで見えるモノ(コト)はいっぱいあります。
〈この本が税金を知るきっかけになれば〉
編集者さんのそんな思いが込められた、知的好奇心をくすぐる書籍です。
本書でとりあげる15の話
言われてみれば何故なんだろう?どうなっているんだろう?と考えさせられるテーマばかりです。
読んでみると、なるほど!更に知りたい!と調べたくなりますよ。
1 これまでの税金、これからの税金
2 世界と日本の「変わった」税金
3 税金を納めなかったらどうなるのか?
4 消費税における「外食」の定義
5 税理士ってどんな仕事?
6 スマート税務の課題
7 税金について税務署と法廷で争う
8 小学生YouTuberが知っておくべき税務知識
9 医療・介護と税の支援策
10 なぜ、相続税や贈与税の「納税義務者」は頻繁に改正されたのか?
11 都市近郊の農地政策としての税制はどうあるべきか
12 所得税法56条は、今日の仕事観や男女共同参画社会に合致しているか
13 申告納税制度は賦課課税制度より本当に優れているのか
14 「法人税の税務申告書」に「決算書」が含まれているのはなぜか
15 国際オリンピック委員会が受け取るテレビ放映権料は、課税されるか
それぞれの話の構成
1 研究テーマにおススメする理由
それぞれの話について、どういう制度や仕組みなのか、どんな事例があるのか、なぜその話を知っておく方がよいと執筆者が考えているのか、などなどを細やかに説明されています。
2 研究対象と研究方法
研究対象として選ぶ場合、具体的なテーマはどんなものが挙げられるのか、どういう疑問点があるのか、どんな調べ方があるのか、といったコツを紹介してくださっています。
3 良い研究報告とするためのアドバイス
上記1と2だけでも十分な情報量ですが、更に踏み込んだアドバイスを惜しげもなく披露されています。
考え方や書き方のヒント、今後の課題や展望、参考資料など、実際にレポートを書くならこんな感じかなと執筆者が想定した(と思われる)内容です。
「夏休みの自由研究のテーマにしたい『税』の話」
今日の「愛され妻」
「奥さんがちゃんとタオルケットをかけているなんて、もう夏も終わるね~」と、夫に言われました。
夜中は暑かったですけど、明け方はひんやりしていました。