税理士試験 簿財 社債利息(利息法)の解き方

税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。

第60回(2010年)簿記論 第二問 問3 を使って、社債利息(利息法)の解き方をご紹介いたします。

第60回(2010年)簿記論 第二問 問3

仕訳の穴埋め問題です。
金額欄がほぼ推定で、与えられた数字は2か所のみ、というパッと見て敬遠したくなる問題です。

利息法と定額法とを比較して解く、こういう問題を簿記論ではよく見かけますね。
商品売買でいうと三分法と総記法を比較して解けとか。

この問題は、決算整理仕訳で有価証券利息が借方にきているので打歩発行だと気づく必要があります。

メモ書き


左上の隅に、取得価額(10,600)を書きます。
その下に、実行利子率(3.86%)と約定利子率(6.00%)を書きます。
約定利子率の右横に、1回分のクーポン利息(300)を書きます。
これで準備は完了です。

取得価額に実行利子率を掛けて、実行利子率に係る利息(205)を求めます。
年2回の利払いですから×6/12を忘れずに。
クーポン利息(300)との差額(205-300=△95)は、金利の調整部分です。
この差額分だけ取得価額を減らします。
10,600-95=10,505
この金額が簿価となります。

簿価に実行利子率を掛けて、クーポン利息との差額分ずつ、簿価を減らしていく。
これの繰り返しです。

最後の償還日だけは実行利子率を掛けません。
最後は額面金額にしたいので、直前簿価との差額を減らしましょう。

メモ書きは答案復元に役立つ!

このようなメモ書きがあれば、答えに何を書いたか一目瞭然です。
本試験中、問題文の穴埋め部分に数字を書く余裕がなかったとしても、計算過程が明らかになっていますから。

問題用紙や計算用紙のどこにどんなメモ書きをすれば正確に速く解答できるのか、考えながら答練を解いてみましょう。
正確に速く解けるメモ書きは、ずばりそのまま答案復元しやすいメモ書きになりますよ!

今日の「愛され妻」

外出自粛制限が緩和されたとしても、新型コロナウィルス感染症が終息しない限りは、誰もがウィルスを持っているかもしれないものとして「移さない・移されない」行動は継続しないとな~と話しています。
夫は製造業ですから言うまでもなく、私にしても同じ大学院の院生に税理士試験受験生がいますから、油断せずに対策は継続しようと決めました。
夫は趣味のランニングを、ものすごい早朝に行ったり、誰も走らないような山奥まで出かけたり、と工夫しています。もちろんマスク代わりのバフ?はつけてます。
走ることが生活の一部になっているので、走らないと気持ち悪いらしいです。
元来が運動苦手で引きこもりの私には想像もできない世界です…

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