税法免除 大学院 最高裁判所判例解説いわゆる「調査官解説」を確認しよう!
税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
昨日は沖縄の酒井基(ひふみ税理士事務所)(@motoi_sakai)さんご夫婦のセミナー&懇親会に参加しました!詳しくは後日改めてご紹介します!
目次
判決文を書くのは裁判官の仕事…?
テレビの裁判風景で目にする黒いガウン姿の裁判官、お1人当たり年間で100件以上の裁判を担当されていると授業で伺いました。
その100件以上の裁判ひとつひとつの資料を集めて調査して判断して…その全てを1人の裁判官が担うことは到底不可能です。
裁判所調査官の出番です!
「裁判所調査官」という職業をご存知ですか?私は今回はじめて知りました。
「裁判所調査官」は裁判所の職員です。裁判官の命を受けて、事件の審理及び裁判に関して必要な調査を行う、とても重要な役割を担っています。
つまり、裁判官とともに裁判内容を熟知している、そういう立場の方ですね。
「最高裁判所判例解説」を探してみよう!
「最高裁判所判例解説」とは、最高裁判所で下された判決のうち最高裁判所判例集に記載された判例について、最高裁判所の調査官が書いたものです。
「最高裁判所の調査官が判事事項、裁判の要旨等を適示し、かつ、当該裁判について個人的意見に基づいて解説したものを集録したものである。」と、はしがきに書かれています。
このようなことから、ここに書かれているものは「調査官解説」と言われています。
「調査官解説」を読む理由
有名な裁判では、研究者や専門家の方々が評釈をお書きになります。
評釈はあくまでも第三者からの視点で書かれたものです。
これに対して「調査官解説」は、裁判の主体である裁判所側の立場から書かれた解説です。
裁判について、大前提としてどういう法律解釈を行い、小前提としてどんな事実認定をしたのか、その結果としての判決はこうなった、ということを調査官が自ら解説したものです。
研究者の評釈と裁判所調査官の解説、両方を読むことで判例研究の内容がより充実したものとなること間違いなしです。
「最高裁判所判例解説」まとめ
・2019年6月3日現在、平成28年度まで出版されています。
・刑事篇と民事篇があり、租税法は民事篇に集録されています。
・最高裁判決の全てが解説されているわけではありません。
・索引は裁判年月日です。
今日の「愛され妻」
私の帰宅が遅かったのですが、ぎりぎり起きて待っていてくれました。
沖縄お土産のちんすこうと紫いもケーキは、ありがたく半分こでいただく予定です。
先日のお返しではありませんが、机の上に置いておこうと思います(∩´∀`)∩