【素敵ハウス】いらちな関西人もそうでない人もドアクローザー付きドアを手で押してはいけない!
玄関ドアが開き戸の場合には、強風などで急にドアが閉まらないように「ドアクローザー」がドア上部に取り付けられています。
冬場の玄関ドアは閉まるのが遅いなぁ~と感じてイライラしたことありませんか?
寒い外気が入らないようにと、手で強く押したりして無理に閉めようとしていませんか?
仕組みを知ったらそんなイライラが少しは解消するかなと思い、ご紹介します!
目次
ドアクローザーとは
ドアクローザーとは、油圧式減速装置(オイルダンパー)なのです。なんのこっちゃ?ですね。
ドアを開けたときの力をバネに貯めて、中の油圧の仕組みでバネをゆっくり戻すことにより、ドアが急激に閉まることを抑制する装置です。
これがないと、バーンと勢いよく閉まります。強風のときは、少ししかドアを開けていないのにいきなり全開になったりします。
ドアクローザーは三段階に分けて動きを調節している
一般的なドアクローザーは三段階に分けて動きを調節しています。
「閉まり始め」「閉まっている途中」「閉まりきる直前」の三段階です。
動きがおかしいなぁ~と感じたときは、ドアが閉まるどの段階の動きを直したいのかよく確認しましょう。調整するビスが異なります。
なぜ冬場は動きが遅いのか?
それは油圧式だからです。
オイルは気温が低い状態では粘度が高く固くなり、反対に気温が高い状態では粘度が低くサラサラになります。
そのため、気温が低い冬場の玄関ドアは夏場にくらべて閉まるのが遅くなります。
ドアクローザー付きドアを手で強く押したり引いたりしてはいけない理由
ズバリ、壊れるからです!
古い開き戸で、ドアの上から黄色っぽいネバネバした油が垂れているのを見たことありませんか?
それはドアクローザーが壊れて、中のオイルが漏れてしまっているのです。
こうなってしまうと調整も修理もできません。ドアクローザーの交換が必要になります。
ドアの開け閉めを自分のタイミングに調整したい!
取扱説明書を見ると素人でも調整できそうです。
プラスドライバー1本でビスを締めるか緩めるかすれば動きを調整できます。
冬場に速く閉めたいとき、夏場にゆっくり閉めたいとき、三段階の動きをなめらかにしたいとき、自分で調整できますよ。
ただし、特殊なドアクローザーの場合や、取扱説明書がない場合、自分でしたら壊してしまいそうな場合などは潔くハウスメーカー担当者に連絡しましょう!
まとめ
壊れてオイルが漏れてしまうので、ドアクローザー付きの玄関ドアを手で強く開け閉めしてはいけない!