税理士試験 所得税法:私の勉強方法 =計算編=
以前のブログでは全体的な勉強方法についてご紹介しました。
今日は計算の勉強方法についてお伝えします。
目次
第〇段階の計算なのか?
「いま学習している項目」「いま解いている問題」が「第〇段階」のことなのか、必ず把握するように心掛けました。最初はよく理解していなくて苦労しました。これがしっかり把握できるようになってから計算の成績も安定したように思います。
テキストの確認ポイント
計算テキストには章ごとに確認ポイントが挙げられています。
これをルーズリーフにまとめていました。ルーズリーフ表面だけに書きます。裏面は、ミスや計算パターンや注意事項などを後から書くスペースとして使います。
要点チェックノートをもらうまでの間は、これが大活躍でした。
ルーズリーフ側面の色はテキストごとに分けています。
要点チェックノート
上の隅にテキストのページを書いています。テキストのどこに載っていたのか探す時間がもったいないからです。
問題を解いて知ったことも余白にメモ書きします。所得控除は、テキストに載っていないことも問題に出されることが多かったので要注意(実務に就いている人は知っているようなこと)です!難しくないけれど知っているかどうかで差がつくような問題は取りこぼしのないようにメモします。
1週間の勉強
Web補講で予習⇒テキストの設例を解く⇒問題集を解く⇒週末ライブ授業、という流れで勉強していました。
火曜配信の分(午前の授業)はしっかり予習できるのですが、金曜配信の分(午後の授業)はWeb補講までで精一杯でした。それでも予備知識を入れない状態で授業を受けるよりはるかに理解度は高かったと思います。
所得N先生は「テキストの読み込みが重要です!」と事あることに仰っていたので、勉強に疲れたときはテキストを読んでいました。
個別問題
最初はテキストを見ながら解きます。計算パターンを覚えるためです。
一通り覚えてから、また問題を解きます。そのとき間違えたことは理解ができていないので、テキストの確認をします。その後に少し時間を置いてから、間違えた問題だけ解き直します。
この繰り返しです。
総合問題
年内は時間内に解き切れないことが多かったです。
実判くらいからは人並みになったかな~と思います。
素読みですることは、区切り線を引くこと、前年以前の資料があるか確認すること、青色か白色かと専従者がいるか確認すること、基礎控除38万と配当控除に1千万を書くこと、くらいです。
総合問題の解く順番は、所得区分ごとではなく最初のページから順にです。飛ばす項目は解かない項目です。
事業所得のなかに利子・配当所得があれば、すぐに利子・配当所得に書きます。
コメントだけのものはどこの段階のものでも見つけたら直ちに書きます!後回しダメ絶対ダメです!
所得区分ごとに解く方がきれいな解答が作成できます。しかし私は書き忘れることが多かったのです。
試行錯誤の末、最初から順番に解く方法が私には合っていました。
第一段階を解く⇒源泉所得税を計算する⇒第三段階を解く⇒第二段階を書く⇒第四段階以降を解く、という流れで解きます。
第一段階が終わったら源泉所得税は全部転記済のはずです。源泉所得税は配点があることが多いので先に計算します。後回しにして時間切れだとか焦って計算ミスではもったいないです。
譲渡所得で特別控除があるときも、ここで第四段階の控除を先に書きます。後回にすると忘れます!
第二段階は損益通算や繰越控除があるときはしっかり先に計算しますが、ないときは1千万超えるかどうか暗算で十分です。配点もなさそうなので後回しです。微妙なときは賭けにでます。
第三段階は簡単なものから先に埋めます。雑損控除は控除額が合わなくても損失額は絶対に合わせます!
後は解答用紙の上から順番に書くだけです。
まとめ
第〇段階なのか把握する!
テキストを読み込む!
所得区分にこだわらず、最初から出た順番に処理する!
源泉所得税は必ず合わせる!
コメントだけ転記だけのものは先に必ず書く!
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