紅葉のきれいな書寫山圓教寺で弁財天様のお勤めに参列しました
映画ラストサムライで有名な書寫山圓教寺は紅葉の名所としても名高く、お天気にも恵まれたおかげか大勢の参拝客でにぎやかでした。
期間限定で特別なお勤めがあると伺ったので、合格祈願と大学院の合格御礼にお参りしてきました。
(限定とか先着とか無料とかに弱い関西人です!)
目次
福徳 財宝の神様 宇賀弁財天 浴酒供
詳しくは書寫山圓教寺の「10/16〜12/19弁天供 随喜のご案内」をご覧くださいね。
随喜(ずいき)という言葉は、仏教の儀式に参列することを言います。
1日に3度のお勤めのうち1度のみ、誰でも自由に参列することができます。時間は日によって異なりますので、あらかじめ確認してからお出かけください。
こちらにお祀りされている弁財天様は、御本尊の六臂如意輪観音様の化身と言われているそうです。
意外と小ぶりな神様でした。古くからお祀りされているのでしょう、鈍く黒光りしていました。
この浴酒供というお勤めは、私たちを1年間見守って福を授けてくださっている弁財天様に、お風呂でゆっくりお疲れを癒してくださいね、というものだそうです。
その弁財天様のご入浴は12月20日から27日の期間に行われるそうです。
私は、今の時期(弁財天華水供:べんざいてんけすいく)もご入浴かと勘違いしていました… ちゃぽんとお風呂に浸かる神様を想像していたのです。ちなみに、ご入浴はちゃぽんと浸かるのではないそうです。お香を混ぜたお酒を注ぐそうです。掛け湯のようなものでしょうか。昔の入浴は、湯船に浸かるのではなく、蒸し風呂の中で垢すりをして掛け湯をすると聞いたことがあります。神様のご入浴は古式の作法に則って行うのかもしれませんね。
「12/20〜27弁財天浴酒供養法」
是非とも12月20日から27日までの期間に書寫山圓教寺で行われる弁財天浴酒供(べんざいてんよくしゅく)に参列して、この1年を振り返ってみませんか。
本当に誰でも参加できるの?
摩尼殿の柱に何時からですという貼り紙がありました。前もっての予約は不要です。しかも、参列するだけなら無料です。無料だなんて申し訳ないな~、何かお供えしたいな~とお考えの場合は、弁財天様は日本酒がお好きだそうです。紙パックでもワンカップでも日本酒が喜ばれます。そのほかお菓子はかりんとう(油菓子)がお好きだそうです。意外と庶民派です。
お勤めの時間になったら格子戸を開けてくださいます。普段は入ることのできない内陣(ないじん)というご本尊様がお祀りされている板の間に入らせてもらえます。電灯ではなくロウソクの灯りに照らされた空間で神秘的でした。もちろんエアコンはありませんが、寒くないように電気ヒーターとひざ掛けをご用意くださっています。遠慮なく使わせていただきました。
台の上にお焼香と短冊があります。短冊に氏名と住所を書くと、お勤めの最後に読み上げて健康長寿をお祈りしていただけました。
弁財天様は財宝の神様ですので、お財布を新調したときに加持祈祷をしていただくと、弁財天様の福を授けていただけるそうです。加持祈祷のお申込みご相談はお寺の納経所までお問い合わせくださいね。
中安剛円さん
お勤めをなさるお坊さんは中安剛円(なかやす こうえん)さんです。
毎月開催される健康道場では、いろいろと面白く為になるお話を聞かせてくださいました。
柔和なお顔からは想像もつきませんが、不眠不休断食の荒行を何度も達成されたお坊さんです。
今回も12月21日から27日までは断食をなさるそうです。
※2018.12.27追記(書寫山圓教寺さまHPより拝借しました)
弁天供の伝法を信濃善光寺 大勧進 瀧口宥誠大僧正より授かる。
弁天供一千座を成満し弁天供修儀を同師より受く。
前行を平成28年12月19日~108日間修法し、平成29年4月5日~11日弁天供修儀頓成満行(7日間で108座修法)。修儀頓成満行の後、浴酒供養法を伝授される。
理趣分真読八千回を超える。
書写山スタンプラリー
月曜日を除く11月10日から30日まで、ロープウェイの山上駅で台紙がもらえます。他の場所では配布されませんのでご注意ください。
お寺をぐるっと1周すればスタンプが3つ集まります。下りのロープウェイを降りた山麓駅でスタンプを押したら、徒歩ですぐの書写の里・美術工芸館がゴールです。ここで最後のスタンプを押してから受付の抽選箱でくじを引くと景品がいただけます。11月30日までです。
猿回し
広場では神戸モンキーズ劇場の猿回しが行われていました。
3カ月くらいの訓練を経て2足の足だけでで立てるようになるそうです。その後の竹馬や棒高跳びなどの訓練はもっと時間が掛かるのだろうなと、立派に芸を披露するお猿さんにジーンとしました。
力餅
あの武蔵坊弁慶が、義経に出会う前の若い頃に修行した場所が書寫山圓教寺なのです!
弁慶がお手玉にしたという大きな石(岩?)や、弁慶の机が今もあります。
昭和の中頃は、ガラスケースに入れず誰でも触れる状態で弁慶の机を展示していたそうで、子供の合格祈願を願うあまりに無断で削って持って帰った親御さんが多くいたそうです。というわけで、今でも巨大な机ですが、弁慶が学んでいたころはもっと大きかったようです。食堂2階で展示されていますので、是非その大きさを確かめにいらしてくださいね。
お寺の柱や弁慶の机を削っても合格できるわけはないので絶対にしないようにしましょう!
弁慶が食べたお餅というわけではありませんが、お茶屋さんで「力餅」を販売しています。このお餅を食べて、粘り強く勉強すれば合格はもう目の前ですよ!
2018年12月27日の結願法要にお参りしました。
書寫山圓教寺にて弁財天浴酒供(べんざいてんよくしゅく)結願法要(けちがんほうよう)にお参りしました
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