毎日の勉強から本試験を意識する!「いつも通りすれば大丈夫」は本当に大丈夫なのか?
税理士受験1年目に講師から伺ったアドバイスをご紹介します。
資格試験に合格するための勉強とはどういうものなのか?
勉強に向き合う姿勢とはどうすればよいのか?
知識を深めたいという勉強では資格試験に立ち向かうことは難しい、合格するための方法を取り入れて実践した人から勝ち抜けていくということを知り、私は変わりました。
目からウロコがぽろぽろ落ちた、その方法はこちらです!
さっそく今日から取り入れてみませんか。
目次
本試験は緊張するものである!
「本試験で緊張しないようにしよう、とか、緊張しなければ大丈夫、なんてことは無理です!」
「緊張しない練習なんていくら積んでも、本試験では誰でも緊張します!」
なんだそれ?と思うと同時に、確かにそうだなとも感じました。
だって年に一度の本試験です。その日のたった2時間のために1年かけてお金も費やして勉強しているのですから、自分や周囲からのプレッシャーは相当なものです。とりわけ自分自身に向けるプレッシャーが緊張を増幅します。それだけ本気で本試験に挑んでいるという証拠です。
緊張して当たり前という意識を持ちましょう!緊張するほど真剣に勉強しましょう!
だから日々の勉強で緊張しなさい!
「本試験では必ず緊張するのだから、日頃から緊張状態を体感しておくことが大事!」
「緊張したときのミスはどんな傾向があるのか?確かめて対策を練ること!」
「緊張状態を作り上げるのは簡単、呼吸を2分止めて心拍数を上げるだけ!」
緊張状態は心拍数が上がり身体も強張ります。そんなときにどんなミスをしてしまうのか、実際に体験しないとわかりません。手が震えて電卓を打ち間違いしてしまうのか、問題文を読み飛ばししてしまうのか、字が書けなくなるのか、ミスは様々です。緊張状態で答練を受けて、解答を確認する前にまず自分の緊張状態とはどんなものなのかメモを取りましょう。そして対策を考えましょう。
ちなみに2分も呼吸を止めるのは難しかったので、私は7階まで階段ダッシュをしてから答練を解きました。
本試験と同じようにする!
この講師の答練をはじめて受けたときは本当に驚きました。
「はい、はじめてください!」と何の前触れもなくいきなり答練を開始したのです。
私が受けたことのある他の講師は「あと1分ではじめます」「準備が整ったらはじめます」など、受験生の状態を確認して答練を開始していたからです。
でもよく考えたら、本試験で試験監督は受験生の準備が整うまで待ってくれませんよね。9時開始なら9時きっちりに開始しますよね。あの驚きを経験できて本当に良かったと感謝しています。
本試験と同じようにするとは?
答練のときはいつもと違う席や嫌だなと感じる席に座りましょう!
本試験と同じ時間帯に2時間答練を解きましょう!
何時から何時まで答練と決めたら守る、自分の都合(解き切れない…)で変更しない!
本試験と同じ用紙サイズと形式で答練を解きましょう!
一人分の机で答練を解きましょう!本試験では広々と使えるとは限りません。
全統は特別会場で受験しましょう!
2枚目以降などの書かなくてよいと言われる答案用紙に自分の受験番号を書きましょう!
でも先生は「いつも通りすれば大丈夫!」って言うけど?
確かに最後の授業などで講師はそう言いますね。私も何度も聞きました。
自分の脳内で少しだけ言葉を付け足しましょう。
「これまで重ねた仮想本試験での成功体験のとおりすれば大丈夫!」
受験会場で自分の席に座る、
電卓・筆記用具・受験票・ストップウォッチなどを自分が決めた位置に置く、
直前まで理論やミスノートを確認する、
試験委員が注意事項を読み上げる、
計算用紙と解答用紙が配られる、
受験番号を書きながら問題数や問われそうな内容を探る、
問題用紙の表紙にある注意事項を読む、
試験開始、
ストップウォッチを押す、
問題用紙の表紙をめくる、
問題文を読む、
素読みをする、
解答を考える、
解答を書く、
最後の見直しをする、
試験終了、
会場から退出、
答案を復元する、
帰宅して報告メールをする、
12月に合格通知書を受け取る、
このくらいリアルに想定できたら「いつも通りすれば大丈夫!」と揺るぎない自信を持てます!
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