「無知=バカ」ではないと気がついた話

税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。

「最近の若者は学力が低下している!」と聞くけれど、そうとも言えないなと感じた話です。

「年六分」って「年□パーセント」?

授業で法定利率の話をしていたときです。

教授「年六分って年何パーセントですか?」

くまお「6パーセントです」

教授「学部生の授業で聞いてみたら、『60パーセント』って答えが返ってきてね。」
「なんでそう思うの?って聞いてみたら、
『五分五分って言うから六分は60パーセントだと思う』って。
なるほどなぁ~と思いましたよ。」

バカとはなにか?

バカとは「考える力がない」もしくは「考えようとしない」ことだと、私は認識しています。

この生徒さんは、確かに無知なのかもしれません。
でも、バカではないなと思います。

授業で先生にあてられて自分なりに答えを考えています。

そして、「なぜそう思うのか?」と問われて、ちゃんと自分の言葉で答えています。
(ここで面倒くさがって「なんとなく…」と言わないのは立派です)

知らないだけで、考える力がないわけではない

知っていたら簡単なことでも、知らないというだけで難しくなります。
知らなければ、知ろうとすればいいだけです。

「知らないからバカ」なのではありません。

「知らないから、考えないことがバカ」なのです。

知らなくても、知らないなりに考えて、自分の考えを言うことができることは素晴らしいことです。

私たち大人は、無知だと若者を決めつけずに、考える力を伸ばすようにしていきたいなと感じました。
知らないということは、それだけ伸びしろがあるということなのですからね。

知らない人にわかりやすく伝える税理士になりたい

確定申告時期のバイトで来場者さんについていつも思っていました。
「なんでこんなにケンカ腰なのか?」
「なんでこんなにオドオドビクビクしているのか?」

今思えば、税金について知識がないから不安だったんだろうなとわかります。

知らないから考えることを放棄してしまって、自分の税金なのに他人事のように扱ってしまうのはもったいないことだな~と思います。
(「よくわからないから勝手にやって」とか「お前ら税金たくさん取りやがって!」とか)

知らない人にも知ってもらえるように、
知らない人が知ろうとしてくれるように、
わかりやすく(できれば面白く)伝えられる税理士になりたいなと考えています。

「税理士になる能力がある」と答案を通じて試験委員さんに伝える!

税理士試験の試験委員さんから見れば、税理士試験受験生なんて「無知の極み」です。
それこそ、「なんも知らん若造が…!」と言われても仕方ないです。

採点をする試験委員さんは、受験生の働く姿を見ることはありません。
本試験で書いた答案だけを採点します。
だから、普段のお仕事で丁寧に納税者さんに対応しているならば、なおさら答案は丁寧に書きましょう!
答案の向こうにいる試験委員さんに「私は税理士になる能力がある」ということを示しましょう

なぜこういう結論になったのか、思考過程・計算過程を答案に必ず書きましょう!
頭の中だけで考えて「免税点未満だから税額ゼロ」と結論だけ書くのではなくて、
課税標準を計算した結果が免税点未満だから課税されない、よって税額ゼロ」と過程を示しましょう!

知識・経験が乏しくても考える力はあると、税理士になる能力があると、答案に示しましょう!!

今日の「愛され妻」

買ったばかりのA4ファイルをどこへやったか分からず探していた愛され妻に、
「ソファーの下にあるんちゃう?」と愛妻家の夫。

ありました!!!
(夫が使ってるのかと疑っていた私…)

「奥さん、よくさぁソファーの下に置いてるやん~」と愛妻家の夫。

夫に「机の上を片づけて」と言われると、
ソファーの下に隠して片づけたことにしているのですが、アカンかったなと反省… (*´Д`)

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