中小企業診断士 中小企業診断士って儲かるの?
どーも、かまかまです。
事業再構築補助金の一次公募の申請期限が延長されました。
一次公募の採択結果公表は6月中旬頃予定だそうです。
また、「二次公募は5月10日頃から公募を開始し、7月上旬まで申請を受け付ける予定」(事業再構築補助金HPより)になっています。
さて、今回は聞かれて困った素朴な疑問「診断士って儲かるの?」です。
独立してるわけでもない、2年目の企業内診断士としての考えを書いてみます。
目次
主な収入源
診断士活動は主に「執筆」「講師」「コンサルティング」があります。
「執筆」は大変苦労する割にはあまり収入が多くないと聞きます。
どちらかと言えば宣伝に近い感じで、「私はこれに詳しいですよ」とアピールして次の仕事につなげるのが主な目的だとも言えます。
「講師」は中小企業というより、大企業で行うことが多いと思われます。
また、商工会議所でのセミナーをやったり、診断士相手に理論政策更新研修を実施します。
ただし、昨年はコロナ禍で軒並み対面での講習やセミナーが無くなり、講師を専門にしていた人はかなり苦労したらしいです。
「コンサルティング」はメインの仕事になります。
中小企業向けのコンサルティングは、困ってる中小企業が顧客だとなかなか報酬が取れないのではないかと思われます。お金に困ってるからからコンサルティングを頼んでるのに、そこに対して「お金いっぱい払ってね」とは言いづらいからです。
ただし、中小企業診断士だからと言って中小企業にしかコンサルティングできないことはないです。大企業相手のコンサルティングだとそこそこ稼げるかもしれません。
そうなると中小企業診断士の肩書の意味がなくなる気もしますが…
ちなみに、協会発行の診断士手帳には
診断業務 1日当たり10.5万円
経営指導 1日当たり11.0万円
講演・教育訓練 1件当たり12.5万円
顧問料 1月17.0万円
と書かれています。
補助金申請
補助金の申請も中小企業だけでは難しいので大切な業務ですが、そこで多額の報酬をもらうのも若干違う気がします。
基本的に着手金でいくらかと、採択されたらその金額の10%が目安だと聞いています。
前回のブログで書きましたが、私もこの度の事業再構築補助金の申請業務に携わりました。
前回の時点では報酬は聞いていなかったのですが、採択されたら報酬がでるそうです。
同じチームの独立診断士の方の話では、通常補助金申請に着手金として20万円もらってるそうです。
私の場合、企業内診断士なので仮に採択されなくて報酬がでなくても、経験と実務ポイント(5ポイント貰えることになりました)が得られるのでいいですが、その方にとっては大問題です。
構造的な問題
先程、企業内診断士だから報酬がなくても良いと書きましたが、実はそこに問題があるのかもしれません。
企業内診断士だから、実務経験が少ないからという理由で報酬がなくても、もしくは少なくても、仕事を請け負う診断士がいることで、中小企業診断士全体の報酬が上がりにくい構造になっているとも考えられます。
そして、それがまたひよこ食い的な行為を助長しているとも言えます。
社会的意義
そう考えると、中小企業診断士はなかなか儲け辛いのですが、
中小企業診断士の仕事は社会的意義があると考えます。
困っている中小企業を支援して、ともに頑張る。
ここに中小企業診断士ならではのやりがいがあるのではないかと思います。
資格を取ってまだ1年の企業内診断士の青臭い意見なのかもしれませんが、そうであって欲しいと思っています。
今日の「愛妻家」
先日、ロング走の終点まで迎えに来てくれました。この時期、一人で走る分には問題ないですが、電車を利用するのは出来るだけ避けたいので、大変助かりました。