親知らず(水平埋伏智歯)入院して抜歯しました②【記録っぽい何か】

吾妻堂 羊羹

税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
親しらず抜歯のために入院しました。
今日の【記録っぽい何か】は、あくまでも私くまおのケースであり、全ての方に当てはまるものではありませんので、ご注意くださいね。

初診で手術の予約&入院の説明

かかりつけの歯医者さんからいただいた紹介状を持って、大きい病院の口腔外科に行きました。
ちなみに、紹介状がないと診察代金以外に特別な料金(選定療養費)がかかります。

問診票を書き、診察室で診察を受け、歯のレントゲンを撮る指示を受けます。
ファイルを持ってレントゲン室へ行き、ぐるっと口全体のレントゲンを撮ってもらいます。
また診察室に呼ばれ、レントゲン写真を見ながら親知らずの状態を確認します。
自分の希望(入院して全身麻酔で1本ずつ抜歯したい)を伝えるも、先生からは全身麻酔は身体に負担が大きいから2本まとめて抜歯しようと逆提案を受けます。
あれこれ相談した結果、入院して2本同時に抜歯することになり、手術日を決めます。
その後、いろんな書類の入ったカバンを受け取り、入院センターで入院の説明を受けます。
一日でたくさんの書類を記入したり、どうするか決めたり、はじめてのことでなかなか大変です。

入院前の検査&抜歯手術の説明

入院日の数日前に、検査と説明があります。

・胸部レントゲン
・歯のCT
・心電図
・血液検査(47項目)
・尿検査(13項目)
・PCR検査

一通り検査を済ませてから、主治医の先生より抜歯の説明を受けます。
滅多にないことだけれどと、手術のリスクや後遺症についての説明もあります。
1時間ほどの抜歯でもいわゆる手術なので、家族と一緒に説明を聞きます。
(一人暮らしとか身寄りのない場合とかはどうなるのかと心配です…)

手術の説明をするときに、撮ったばかりのCT画像を動かしながら教えてくれました。
写メでも撮らせてもらえばよかったのにと後悔してます…

抜歯前に用意しよう!必要だと実感したもの

枕にバスタオルを敷く

寝ている間、唾液に混じった血が口からこぼれる恐れがあります。
血で汚れないように、枕をぐるっとバスタオルで覆いましょう。

ヘッドの小さい歯ブラシ

親しらず抜歯後は、口がほとんど開かないので普通の歯ブラシだと使いにくいです。
子供用の小さい歯ブラシでも大丈夫ですが、私のおすすめはこちらです。
ヘッドが薄くて超コンパクトなだけでなくネックが細いので、ちょっとしか開かない口でも使いやすいです。

薬用リップクリーム

抜歯手術後は、なぜか唇がゴワゴワカサカサしています。
口角も切れていることが多いです。
病院はただでさえ乾燥気味なので、できるだけ早めに薬用リップを塗りましょう。

うがい薬

イソジン(ポピドンヨード)でうがいするのが最も効果的らしいですが、色と味と匂いが独特でなかなかハードルが高いですね。
(ちなみに、透明タイプのイソジンうがい薬にはポピドンヨードが含まれていませんのでご注意を)

その次に良さげなのは、水溶性アズレンのうがい薬です。
アズレンは、炎症を抑える働きがあります。
私も処方してもらいました。
市販薬では、こちらの製品に含まれています。
液色は薄い青で、味も少し塩っぽい感じがするだけで、比較的使いやすいうがい薬です。

私が最初に使っていたのは、こちらです。
殺菌成分CPCとメントールなどが含まれており、スッキリサッパリ感があります。

口内炎パッチ

抜歯後は口の中が荒れているので口内炎ができやすいです。
ただでさえ傷口が痛いのに、それ以外の余計な痛みは勘弁してほしいですよね。
家で使っているこのパッチを持ってくれば良かったのに~と思いました。

マウスピース

歯ぎしり防止のマウスピース、抜糸手術前から装着していました。
前歯が差し歯で外れやすいから気をつけてほしいのと、寝ている間に歯ぎしりしたら傷口が余計に痛みそうと伝えたら、先生が今からマウスピースを着けていていいよと許可してくれました。
歯ぎしり防止のマウスピースは上の歯に着けますので、下の歯の抜歯のときは着けていられる可能性が高いです。(主治医の先生の判断次第ですが)
着けていたら上の歯の保護にもなりますし。

入院前に用意しよう!必要だと実感したもの

とりわけ【マスキングテープ・油性ペン・ビニール袋】の3点セットは必需品です!

マスキングテープ

手でちぎれて、上に文字も書ける、マスキングテープは必需品です。
私物には全て名前を書くようにと言われるのですが、モノに直接名前を書くと後で困りますよね。
油性ペンで名前を書いたマスキングテープをモノに貼っておくと、後ではがせて便利です。
枕元にゴミ袋が必要なので、ベッドのヘッドボードにビニール袋をマスキングテープで貼り付けます。
そんなに邪魔にならないし、マスキングテープは入院グッズに入れましょう!

油性ペン

マスキングテープに名前を書くときに使います。
看護師さんはお忙しいので、ボールペン書きだとパッと見でわかりにくいです。
目立つように油性ペンがおすすめです。

ビニール袋

止血しても、しばらくは出血が少しあります。
それを全て飲み込んでいたら胸が悪くなるので、ティッシュに吐き出して捨てると楽になります。
お行儀が悪いのは承知の上で、枕元にティッシュとビニール袋を用意しておきます。
ビニール袋は、マスキングテープでヘッドボードなどに固定しておきましょう。

小さめのタオルケット

ひざ掛け・肩掛けの代わりに、いざというときのために、カーディガンよりも小さめのタオルケットが汎用性があっておすすめです。

電気を使わない加湿器

病院はものすごく乾燥しています。
電化製品持ち込み禁止が多いので、電気を使わない加湿器があれば良かったな~と思います。

ハンド&ボディクリーム

しつこいようですが、めちゃくちゃ乾燥しています。
手足もガサガサ状態です。
傷口が痛くてそんな余裕もないかもしれませんが、ハンド&ボディクリームは塗っておきましょう。
汎用性のあるニベアがおすすめです。

個室&レンタルパジャマ

はじめての入院で勝手がわからず他の患者さんに迷惑を掛けてはいけないと思い、個室に入院しました。
これが大正解でした!
室温も自分好みに調節できますし、お手洗いもシャワーも気兼ねなく使えます。
夜中にうなされていたので大部屋だったらうるさかったと思います。

パジャマやタオルのレンタルも利用しました。
1日いくらの定額制で、使う枚数に制限がなかったです。
夜中に点滴が外れて大惨事になってしまって、着替えのパジャマやタオルが余分にあって本当に助かりました。
レンタルを使うと荷物も少なく済むので、身軽に入院できて身体の負担を減らせます。

抜歯後の経過

抜歯当日

痛みが激しい。腫れはそれほどでもない。とにかく痛くて口を動かせない。
点滴は、手術直後→2時間後→8時間後、の3回。
夕食後から、抗炎症薬。
痛みと疲労から悪夢にうなされる。

抜歯2日目

痛みでほとんど寝られず、朝。
点滴が終わってしまったので、鎮痛剤を飲みはじめる。
左頬がこぶとりじいさんかギャクマンガのように腫れる。
ストローで飲み物を吸うのがこんなに痛くて難しいものかと愕然とする。
お昼前にシャワーを浴びてパジャマを着替える。
昼間は起きておくものかと思い、頑張って起きていたら寒くて耐えられず電気毛布を借りる。
夕方から熱発。
熱のせいか悪夢にうなされる。

抜歯3日目

朝には平熱に戻る。3時間くらい寝られる。
相変わらず腫れは酷く、口も指1本分しか開かない。
頬っぺたがふくらまないので普通にブクブクうがいができない。
舌もあご骨も動かすと痛いので、身体をくねらせて頭を揺すってうがいをする。
夫に迎えに来てもらって、午前中に退院。
帰宅後はシャワーを浴びて、自分の布団で寝る。

抜歯4日目

抗炎症薬と鎮痛剤を服用するタイミングをずらすと傷みのコントロールがしやすいことに気づく。
腫れはほんの少しマシになったような気がするも、頬からあご骨にかけて青あざを発見。
薬を飲むために、おかゆを飲む生活。おかゆは飲み物。
洗濯しただけでダウン。
夫が羊羹を買ってきてくれる。

抜歯5日目

指1.5本分くらい口が開くようになる。
どこまで耐えられるか、鎮静剤を飲むのをギリギリまで我慢してみる。
めっちゃ痛くて反省。
茶碗蒸しなら食べられるかと奮発して高級なモノを買ったら、丸ごと椎茸とかでっかい鶏肉とかごつい筍とか具だくさんで撃沈する。

抜歯6日目

口をパクパク上下に動かすことはできるが、前後左右には動かせない。
頬っぺたも動かせない。
コップの水をユラユラ揺すっているようなうがいで効果があるのか気になる。
マグロのお刺身を食べる。

抜歯7日目

腫れは少しマシになるも、痛みと出血(じんわり)が治まらないので受診する。
難抜歯だったから化膿してしまったとのこと。
心の準備もないままに抜糸されて、傷口を洗ってもらう。
点滴をしてもらい、飲み薬を処方される。
チョコのケーキを恐る恐る食べる。

抜歯8日目

点滴をしてもらいに受診。
病棟でお世話になった先生がわざわざ見に来てくれて嬉しい。
2日連続外出して疲れたせいか少し出血が。
夢見が悪い。

抜歯9日目

反省して寝て過ごすも、出血は相変わらずチビチビダラダラ続き、気持ち悪くなる。
あご骨と舌を少し動かせるようになる。
恐る恐る頬っぺたブクブクうがいをしてみる。

抜歯10日目

朝ブクブクうがいをしたら血餅(かさぶたみたいなもの)が取れてしまって焦る。
朝昼とヨーグルトを食べる。
受診、先生が「もう血は止まっている」と太鼓判。
夕方もっかい自分で見たら止まっていたので、ヨーグルトと先生のおかげだと思う。

痛みとか腫れとか

私が子供の頃は「痛いモンは痛い!」とかなんとか言われて、痛みを減らすことは治療上さほど重要視されていませんでした。
今は違うようですね。
患者に無駄な苦痛を与えないという考えから、痛みのコントロールも治療の一環として積極的に行われています。
今回の抜歯は、年齢的にも体力的にも精神的にも負担は決して軽くなかったですが、若いころだったらここまで痛みを軽減してもらえなかったかもと考えると、良い判断でした。

また、腫れたら冷やす!というのは、誰しも真っ先に思いつきますよね。
ところが、最近はそうではないようです。
腫れているところを冷やし過ぎると、血行が悪くなって腫れの治まりに悪影響を及ぼすとか。
頬っぺたに冷えピタを貼っていたら、回診の先生に教えていただきました。

親しらず抜歯まとめ

・抜歯後は想像以上に不自由だったので、必要なものはできるだけ前もって用意しましょう。
・痛みで食欲がなくなるので、抜歯前に好きなものを好きなだけ食べておきましょう。
・枕にバスタオルを敷きましょう。
・小さい歯ブラシとうがい薬、薬用リップと口内炎パッチも忘れずに用意しましょう。
・腫れていても冷やさないようにしましょう。
・痛みを我慢しても体力を消耗するだけなので、適切に鎮痛剤を使いましょう。

親知らず(水平埋伏智歯)入院して抜歯しました①【日記っぽい何か】

今日の「愛され妻」

恐る恐るスーパーへ買い物に行きました。
ご飯拵えはまだしんどいので、夫が食べる用にコロッケとかお惣菜を買いました。
晩御飯(私は大根と豆腐の炊いたの)を食べていたら、夫が「コロッケの中身だけやったら、奥さんも食べられるんちゃうか?」と言って、私がコロッケの中身を食べた後の衣だけを食べてくれました。

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