読書の記録 『業務改善の問題地図』沢渡あまね 元山文菜
どーも、かまかまです。
先日、兵庫県診断士協会主催の「企業内診断士まつりwasshoi2021」に参加しました。
オンラインが進んだ結果、多少遠くに住んでいても協会活動に参加できそうです。
また、タキプロとココスタでは引継ぎがスタートし1年間の受験生支援活動も終了です。
ここからは、いままでとは違う新しいことに参加していきます。
さて、今回は『業務改善の問題地図』沢渡あまね+元山文菜です。
目次
内容紹介
「働き方改革」「生産性向上」のスローガンのもと、多くの会社が業務改善に取り組んでいます。一方で実際に業務改善が進んでいるかは別問題です。「トップの掛け声だけ」「成果が上がらない」「抵抗する人だらけ」など様々な問題が存在します。組織と個人が正しく成長するために、仕事のやり方をアップデートし続けられる組織に変わっていきましょう。
ポイント
始め「この本は中小企業診断士としてではなく、本業で役に立つかな」と思って読んでいたのですが、結果どちらにも役立ちます。
改善を指導する立場と現場レベルとでやることは変わってきますが、最終的に目指す結果は同じなのでどちらの立場も理解しておくことが大事です。
題名からもわかるように、本書は随所に図が入っておりとても見やすい構成になっています。
また、「ECRS」「QCD」など中小企業診断士にはおなじみの言葉も出てきます。
その中でポイントだと思うことを何点か挙げてみます。
①大きく構えない
「改革」や「改善」と聞くととても大げさで、現場レベルから見ると「それは自分の仕事ではない」と考えてしまいます。
したがって、まずそれぞれの立場で問題に思っていることを出し合い、それを解決していきます。
その際すぐにできることを即実行し、改善が進んでいることを実感してもらうことが必要です。
大きく構えるのではなく、出来ることからコツコツと積み重ねていきましょう。
②やることの見直しも必要です
評価の指標の改定、やらないことを決めておくことも大事です。
改善活動が評価されなければ誰も改善活動を行いませんし、業務に改善活動が増えるのに今までと同じ量の仕事をこなせと言っても抵抗されてしまいます。
思い切って今まで行っていた業務の中でやらないこと決めましょう。
③改善活動後も考えよう
改善活動を行い業務の効率化ができると今までよりも時間が余ります。
パーキンソンの第一法則に「仕事の量は、完成のために与えられた時間全て満たすまで膨張する」があります。
つまり、せっかく効率化したのに放っておくと人はまた新しい仕事を自ら増やしてしまいます。
そうならないためにも、効率化したあとに何をするのかを考えておきましょう。
他にも「KPT(K:keep,P:problem,T:try)」や「組織成功の循環モデル(ダニエル・キム)」など気になる言葉もあり参考になりました。
ちなみに私は女性だと思ってました、沢渡あまねさんは男性でした。
今日の「愛妻家」
妻は先日しんどいから一日中寝ていると言って、ホントに一日中寝ていました。案外一日寝られるものですね。