税理士試験 全国模試・直前答練で黒星Cランク問題とどう向き合うのか?
税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
税理士試験まで約70日、テキスト等によるインプットは終わり、答練漬けの日々ですね。
インプット期の確認テストとは異なり、全国模試や直前答練では未学習の論点が出題されることがあります。
さて、この黒星Cランク問題とどう向き合えばよいのでしょうか。
目次
なぜ未学習の論点や解ききれない程の量が出題されるのか?
なぜ未学習の論点や解ききれない程の量が出題されるのか?
専門学校が受講生に意地悪をしているわけではありません。
本試験でどんな難問奇問が出題されても慌てないための練習をしている
本試験では、見たこともない問題や資料不足のため判断に困る問題が出ることもあります。
資料不足のような問題はスルーするか与えられた資料だけで解答するしかないのですが、まじめに学習してきた受験生ほど基本に忠実に解答しようとするため、足りない資料をなんとかしようと時間を浪費しがちです。
未学習の論点でも同じことです。
なんとかできるのではないかと突き進んだ結果ドツボにはまる、ということが起こります。
冷静に考えたらスルーできるのに、緊張する本試験では慌ててしまってできない。
これでは本来の実力を発揮することも難しくなってしまいます。
未学習の論点や解ききれない量の問題は、本試験でどんな難問奇問が出題されても慌てないための練習をしているんだ!と考えましょう。
確実に得点すべき無印Aランクを拾い上げる練習をしている
どんな難問奇問のオンパレードであっても、必ず無印Aランク項目は存在します。
難問奇問に目を奪われて、無印Aランク項目の存在に気が付かないだけなのです。
全国模試や直前答練も同じです。
『こんなん解けへんわ…』と投げ出しそうになる気持ちをグッとこらえて、難問奇問の後ろに隠れている無印Aランクを探しましょう。
未学習の論点や解ききれない量の問題は、黒星Cランク問題の後ろに隠れている無印Aランクを拾い上げる練習のために存在しているんだ!と考えましょう。
黒星Cランク問題が解けないと合格できないのか?
「こんな難しい問題、解けないから合格できない…」
と感じてしまう受験生は多いはずです。
(たまにいる「こんな難しい問題をも解いてしまう受験生」の存在が余計にそう感じさせます。)
私が公開している復元答案をご覧いただくとわかりますが、私は難しい問題をほとんど解答していません。
参考→私くまおの簿記論 第67回(2017年)におけるAランク(無印)正答率
極端な話、難しい問題が解けなくても合格できます。
難しい問題を解かないと合格できないような場合とは、受験生全員が無印Aランク項目を全て正答しているときです。
そんな状況は現実的ではありませんよね。
ですから、無印Aランク項目を完答する!ことが合格の秘訣です!
問題を見極める力を養う
全国模試や直前答練では、問題を見極める力を養う練習をしましょう。
・問題の難易度を見極める
・解答するのに必要な時間を見極める
これらの見極めに必要なことは、基礎学力です。
基礎学力がなければ、無印Aランクなのか黒星Cランクなのか判断できませんし、自分が解くのに掛かる時間も見積もりできません。
今日から本試験まで約70日、毎日1つ答練を解くとして70回も練習ができますよ。
今日の「愛され妻」
私「お高い本をゼミで買ってもらえそうなんだけど、みんなの本だから手元に置いておけないし… でも、修論を書くのに持っていた方が便利なんだよな~ やっぱり自分で買った方がいいかなぁ…」
夫「そんなに欲しいなら買えばエエやん。」
私「でも、高いし。」
夫「奥さんさ、いつも夫に『必要なお金は出し惜しみするな』って言うやん。でも、自分は出し惜しみするの?」
という会話があり、ギャフンと言わされました。
金子租税法並みに分厚い本だし、お高いし、と思っていましたが、他の院生も(同じ税目で修論を書くし)使うだろうから、やっぱり自分で買うことにします… ギャフン…