税理士試験 選択必修科目の選び方 法人税法?所得税法?それぞれのメリット&デメリット
税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。
前回のブログでは「私が所得税法を選択した理由」をご紹介しました。
今日は、法人税法と所得税法それぞれのメリット&デメリットをご紹介いたします!
目次
法人税法のメリット
簿記論の知識(仕訳)が使える!
法人税法の計算では、会計と税務の違いを問われます。
簿財受験から続けて学習をはじめることでスタートダッシュがはかれます。
税法科目の花形!
ボリューム・難易度ともに他の追随を許さない花形?科目です。
法人税法合格者は就職・転職時に有利だと聞きますね。
受験者数が比較的多い!
第69回(2019年)の法人税法の受験申込者数は5,564人でした。
税法科目では、消費税法についで受験者数が多い科目です。
法人税法のデメリット
本試験の開始時間が午前9時!
朝イチ科目ですから、前泊せずに当日試験会場に向かう場合には時間の制約が大きいです。
朝に強いタイプなら問題ないですが、早起きが苦手なタイプは試験時間にピークを合わせられるようにしっかりと対策をしましょう。
ボリュームが多い!
理論も計算もボリュームが多いです。
それだけ暗記や修得には時間も労力もかかります。
法人税法には専念受験生が多いのも納得ですね。
1年間でどれだけ学習に時間を割けるのかよく考えてから選択しましょう。
所得税法のメリット
本試験の開始時間が午後3時!
午前中に2時間答練を解いてからでも試験開始時刻に間に合いそうです。
もしも朝から公共交通機関が運転見合わせでも、6~7時間あればなんらかの手段で会場までたどり着けるでしょう。
リスクヘッジの観点から言うと、午後から試験開始は有利に働きますね。
簿財の知識はほとんど不要!
逆に簿記論の仕訳で考えてはいけない、と言われました。
仕訳で考えるとミスの原因になってしまうからです。(仕訳でできないことはないですが…)
個人の所得計算だから、自分に置き換えて考えられる!
寄付金控除、医療費控除、住宅ローン控除、学習した知識はそのまま自分の確定申告でも活かせます。
e-taxで金額を入力したら自動的に控除額が計算されますが、自分で計算して同じ控除額になったときは感動しました。
所得税法のデメリット
受験者数が少ない!
第69回(2019年)の所得税法の受験申込者数は2,268人でした。
法人税法の半分以下、国税徴収法よりも少ない人数です。
分母は多い方が合格の確率は高まりますから、ここをどう捉えるかがポイントです。
実務では軽んじられがち?
税理士事務所に勤めている受験生さんに、
「法人税法は実務で頻繁に使うけれど、所得税法は確定申告時期しかあんまり使わない」
と言われたことがあります。
どうせ勉強するなら法人税法の方が潰しがきく、ようです…
法人税法?所得税法?まとめ
税理士試験は1年に1度しか受験できません。
科目選択は重要です。しっかり考えて決めましょう。
自分自身でメリット・デメリットを比較検討して、自分に最善の選択をしましょう。
そして、この科目と決めたからには1年で合格するゾ!という覚悟で勉強に励みましょう。
今日の「愛され妻」
いよいよマラソンシーズン到来です!というわけで新しいシューズを買いに行きました。
↑買ったのはコレ↑
店員さんとアレコレ相談して楽しそうでした。タイムが同じくらいの人同士だと話が弾みますね。