税理士試験 簿財 退職給付引当金 (簡便法)は「>1つ」で解ける!
花粉症で箱ティッシュの消費量が半端ないくまお(@kumaco55)です。
税理士試験 簿財 簿記一巡(C/F)の法人税等は「>2つ」で解ける!のアクセス数が良かったので、続編として、退職給付引当金(簡便法)の解き方をご紹介します♪
目次
まずは、>1つを書く!
少し縦長に書きます。ひらがなの「く」の逆さ文字をイメージして書くと良いです。
理由は、その空間に期中の処理を書くからです。
期中の処理は、掛金拠出と一時金支給の2つですね。
退職給付引当金の金額を書く!
上に期首の退職給付引当金を書きます。
下に期末の退職給付引当金を書きます。
もしも、退職給付引当金の金額がなくて退職給付債務と年金資産の額で与えられているときは、
退職給付債務△年金資産=退職給付引当金 で求めることができます。
左側の余白部分で計算すると良いでしょう。
期中に支払った金額を引く!
退職給付引当金で期中に行われることは3つあります。
・掛金拠出
・一時金支給
・年金支給
このうち当社の行為だけを計算に入れます。
・掛金拠出
・一時金支給
これらは退職給付引当金を減らす行為です。
ですので、期首の退職給付引当金の真下に△で金額を書きます。
差額が退職給付費用である!
期末の退職給付引当金 ー(期首の退職給付引当金△掛金拠出・一時金支給)=退職給付費用
これで解けましたね!
退職給付引当金 まとめ
慣れた人ならば何も書かずに電卓だけで金額を出すことができるでしょう。
しかし、それは絶対にダメですよ!!!
時間との戦いだから省略できるところは省略したい気持ちはわかります。
でも必要なメモ書きを省略することはただのズボラです。
必要十分でミスの起こり得ないメモ書きを追求しましょう!
仕訳を書く⇒仕訳を集計する、で求める方法もありますし、箱図2つで解く方法もあります。
肝心なことは、どんな解き方であっても「どの時点の」「何の金額を」求めるのか把握することです。
退職給付引当金(原則)の解き方!
退職給付引当金(原則)、箱図を使って解く方法を解説しています。