税理士試験 簿記論:2月末残高試算表の総合問題をどう攻略するのか?

税理士試験 簿記論で出題されるほとんどの総合問題は、決算整理前残高試算表(前T/B)から決算整理を経て、後T/B(もしくはF/S)を作成する形式です。
今回は滅多に出ないけれど出たら困る『2月末残高試算表(2T/B)スタート』の攻略方法についてお伝えします。

ルール

時系列に解いてはダメ
・解く順番は3つ
素読みで順番を判断する!

順番1:決算整理だけ

2T/Bから決算整理のみで最終値がだせるもの、つまり普段の総合問題と同じ解き方ができるものを真っ先に解きましょう。ここは必ず取る必要のある項目ですので、焦らず慎重に解きましょう。
ここに該当する例としては賞与引当金が考えられます。

順番2:3月期中取引だけ

2T/Bから3月期中取引のみで最終値が出せるものは、ほぼ普段と同じ解き方ができます。
ここに該当する例としては売上が考えられます。

順番3:3月期中取引+決算整理

手間が2倍です。ここは無理に取ろうとせずに、順番1と2を解き終わってからです。残り時間で取れそうな項目だけをパパっと取ることです。
ここに該当する例としては、現預金・売上原価・減価償却費・固定資産などが考えられます。

大事なこと

素読み段階で解く順番を振り分けることが最も重要です!
個別問題や総合問題を解く際に『どの段階の何の処理をしているのか』を常に意識すると、解く順番の振り分けも素早く出来るようになります。これは練習あるのみです。

 

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