受験生の年間スケジュール

税理士試験(本試験)は年に一度、8月上旬に行われます。
その本試験に向けて、一般的には前年の秋(9月)から受験勉強をはじめます。
今日はその一年間の大まかなスケジュールについて説明します。

【基礎期:前年9月から12月まで】

学習内容は比較的平易で復習も要らないくらいじゃないかと思いがちですが、本試験の出題内容の半分から7割程度はこの時期に学ぶ項目です。ですので年内の学習内容をいかに完璧にマスターするかが合否の分かれ目と言えます。
また初学者(この秋に受験勉強をはじめたばかりの人)は、合否結果に心を乱されない唯一の時期です。思い切り勉強に集中してください!
この時期に必要なことは下記の3点です。
「学習習慣を身につける」
「毎回のミニテストで満点を取る(意気込みで勉強する)」
「問題を解く手順やメモの取り方を毎回変えて自分に合う方法を考える」

【応用期:年明け1月から4月まで】

基礎期よりも少し難易度が上がります。前年の結果発表を受けて受講生に入れ替わりが生じることがありますが、気にせず淡々と進めましょう。新規項目の学習量も増えますが、必ず基礎期の項目の復習を忘れずに学習計画に組み込みましょう。
この時期に大事なことは下記の3点です。
「復習のサイクルを確立する」
「ミスした箇所の原因追及と徹底対策」
「苦手項目をなくす」

【直前期:5月から7月まで】

テストの回数が増えます。テスト範囲も広くなり最終的には範囲無しになります。テストの見直しが終わらぬまま次のテストを迎えお手上げ状態になります。その上、試験委員対策としてとても難しい講義があったりもします。また他人の成績がどうしても気になります。
この時期に大事なことは下記の3点です。
「難しい問題にくじけない」
「自分の必勝パターンを確立する」
「ミスノートを作成しはじめる」

【超直前期:7月末から本試験前日まで】

精神状態は極限に達しています。寝食を忘れ問題を解く人もいますが身体が悲鳴を上げます。この時期は自分を追い込むのではなく、いかにピークの状態を維持するか、それが最も重要になります。
この時期に大事なことは下記の3点です。
「体調を整える」
「新しい教材に手を出さない」
「本試験と同じ時間帯に自分のピークを合わせる」

【一年間戦い抜くために】

初回講義には40~50人くらいいた受講生も最終講義には10人程度に減っています。そこまで生き残った貴方は十分に合格通知を手に入れるチャンスがあります。とはいえ全員が受かる訳ではないのが資格試験、更に合格の可能性を高めるために心がけておきたい項目を掲げます。一緒に頑張りましょう(‘ω’)ノ
「独りで悩まず、困ったらすぐに講師に相談」
「授業やテストを必ず受ける」
「体調管理を万全に、体力向上や病気の予防も忘れずに」

 

※2018/08/29 改行を修正
※2018/10/16段落とタグ設定

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