中小企業診断士 業務改善の罠

どーも、かまかまです。
東京オリンピックの開幕まであと数日になってきました。
地方にいるとオリンピックの雰囲気は全然ないのですが、本当にオリンピックやるんですよね?
もともとテレビ観戦の予定しかないので無観客になったところで私自身影響はありませんが、選手は残念だろうと思います。市民マラソン大会でも沿道からの声援は力になるのだから、オリンピックだと比べ物にならないくらい力がでるのでしょうね。

さて、今回は先日参加した勉強会で聞いた話がちょっと衝撃的だったのでお話します。

ホワイトカラーの業務改善

「ホワイトカラーの業務改善」と題された発表は、ある電機メーカー勤務だった方がどのようにして中小企業診断士になったかを題材にしたお話でした。

その電機メーカーでは業績が悪くなった時は工場の統合などで、ブルーカラーをリストラしてきました。
そうするとホワイトカラーの人材ばかりが余ってくるので、今度は事務作業を行う会社を作って、ホワイトカラーを集めてグループ会社の事務作業をその会社が一手に引き受けるようにしました。
その会社でホワイトカラーは業務を効率化するために業務改善を行います。
業務改善が上手くいけばすることがなくなり、余剰人員としてホワイトカラーがリストラされます。

つまり、業務改善を行い効率化すれば効率化するほど自分が辞めなければならない状況に追い込まれるのです。

業務改善の罠

工場で業務改善を行い効率化できれば、生産量のアップや経費の削減につながります。
しかし、事務職の業務改善はそれだけだと時間が余ってしまう可能性があります。
経営者からすれば、効率化しても払う給料は変わらないのだから、遊ばしている時間がもったいないと思います。
そして、コスト削減のためにすることのない人員をリストラするわけです。

どうするの?

勉強会で発表された方は、会社を辞めて独立しました。
では、独立する気がない場合はどうしたらいいか。

王道は効率化された時間を活用して、新たなチャレンジを行う。
仕事は探せばいくらでもあり、効率化すると同時に効率化された時間で次に何をするか考えておくことです。
ただし、本当にその仕事が会社にとって必要がある仕事でなければ、効率化した意味がなくなります。

また、リストラされないためには仕事の核となる部分を押さえておくこともありでしょう。
業務改善を行う際にそのキーとなる仕事を押さえておけば、変わりになる人がいないのでリストラされません。
ちょっとずるい気がしますが、それも一つの手段でしょう。

企業内で事務職として働いている身としては今回の勉強会は考えさせられる内容でした。

今日の「愛妻家」

最近の妻はピザに大はまり。市販のピザにチーズやベーコンを追加トッピングしてオーブンで焼きます。チーズを多めにトッピングすると安くて簡単に美味しく出来上がります。





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