絵に描かれた虎をつかまえる話

京都国立博物館 トラりん

税理士試験受験生応援ブロガーくまお(@kumaco55)です。

税理士試験が近づくと、「失敗したらどうしよう」とか「知らない問題がでたらどうしよう」など、不安な気持ちにおそわれることがあります。

絵に描かれた虎をつかまえる

子供のころに見たテレビアニメ『一休さん』のお話です。

将軍様が一休さんに言いました。
「この屏風の虎が、夜な夜な暴れて悪さをしている。」
「この屏風に描かれた虎をつかまえてみろ。」

一休さんは答えました。
「では、虎を屏風から追い出してください。」
「虎が出てきたら、縄でつかまえましょう。」

絵に描かれた虎を動かすもの

将軍様は一休さんに意地悪を言ったわけですが。
絵に描かれた虎が暴れるはずはありません。
もちろん絵から出てくることもありません。

自分の中に湧き上がってくる「不安」や「恐れ」も、絵に描かれた虎と同じようなものです。

虎が動くとすれば、それは自分の心が「虎が動く」と思い込んでいるだけです。

虎が暴れたら、そりゃ確かに怖い

絵に描かれた虎が本当に動いたとして、すごいイリュージョンだな~とか言えるのは、安全な場所から手品ショーを見ているからなわけで。

そうでないならば、ビックリしてしまいますよね。 Σ(・ω・ノ)ノ!

でも、もしもそんなことが起こったとしたら、誰だって怖いし驚いてしまいますよね。
自分だけではないはずです。

ということは、「知らない問題がでたらどうしよう」とかいう不安は、受験生誰しも少なからず感じてしまうことだと言えませんか。

虎が暴れたら、こうしよう!と決めておく

「知らない問題」は、ほとんどの受験生が解けない問題ですよね。

みんなが解けない問題は、どうしたら良いのでしたっけ?

そう、黒星Cランク問題ですから、瞬殺です!

理論問題なら、白紙で出すか、何かそれっぽいキーワードをささっと書くか。
計算問題なら、ゼロと書くか、前T/Bの数値を書くか、それっぽい数字を書くか。

「どうしよう…」という不安な気持ちをそのまま放置するのではなく、
「こうしよう!」という作戦を考えておく。

そうすると不安も解消されますよ。

そうは言っても…

こうやってブログでは偉そうなことを書いている私ですが。
実際はどうなのよ!?と。
そんなこと本当にできているのか!?と。

正直なところ、出来ていない部分も多いです。
私も自分の理想とするところを目指して奮闘する毎日です。

どんな状態でも、時間は過ぎていきます。
生活を整え、できなくても勉強しなければならない、でも、できない。

溺れているときにジタバタしても余計に沈むだけなので、今は諦めて、そういう状態を受け入れるしかないんだよな~と、自分に言い聞かせる毎日です。

つまるところ

こじれる前に、程度が軽いうちに、対処しましょう。
最初はよちよち歩きだった虎(小さなモヤモヤ)が、放っておくといつの間にか大人の虎(手に負えない不安)になってしまいます。

それから、自分の問題と他人の問題は区別する必要があります。
自分の不安と他人の不安は、全く別の問題です。
他人に引きずられないように。

今日の「愛され妻」

アイキャッチ画像は、京都国立博物館のトラりんです。
昨年の秋に行ったきり、美術鑑賞にもご無沙汰です。
夫と一緒に行くのですが、館内では別行動です。
美術鑑賞は自分のペースでじっくり堪能したいですよね。
夫はじっくり1周なのですが、私はサラッと1周+好みのものをゆっくり1周なので、時差が生じてしまいます。

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